December 12, 2017

青谷へ

青谷へ 今日の鳥取は朝から小雪がちらついています。が、まだ道には積もっていなくて、時折空が明るくなったりもしていました。冬の日本海の荒波を横目で見ながら、和紙の里青谷へ。
 あおや和紙工房では、和紙のクリスマスツリーが飾られていました。照明に照らされた白い和紙が美しく、折り紙の飾りが華やかです。そんなツリーを横目で見つつ、来年の作品展とワークショップについて打ち合わせ。その後、壁紙用の和紙や、むら染の和紙を見せてもらいます。ここで和紙でを見るのはいつも楽しみです。
 その後紙漉きの長谷川憲人さんのところで染和紙を見せて頂きます。ここでも色々な和紙を見すぎて…惑乱。必要になりそうな和紙をまとめて購入しました。青谷で和紙に囲まれた幸せな午後でした。  

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November 05, 2017

青枢展の講評会へ

青枢展の講評会へ 今日の午後から、現在私が出展させて頂いている青枢展の講評会がありました。たくさんの方がっみえて、熱心に作家の説明と評論家の先生の好評を伺っています。絵だけを観てもそれなりに感じるものはあるのですが、作家自身の作品に対する思いや、評論家の視点などを伺うと、絵の見方がもうひとつ広がってゆく感じがありました。
 アクリルや油絵、ミクストメディア作品といっしょに壁に展示されると、改めて剪画の特質が浮き上がってきます。剪画で表現できること、紙から受ける実感…。紙を通してどんな風に思いを伝えるか…内側から考えるだけではなく、外側からも意識できます。
 剪画の表現について改めて考えた午後でした。
   
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November 01, 2017

青枢展での剪画展示

青枢展での剪画展示 上野の都美術館へ…。現在行われている青枢展に1点出展しているのです。
 90×90cmのパネル4枚は剪画作品としてはかなり大きめ。自然な風合いの和紙を使いたかったのですが、1枚でパネルを覆うことができず、2枚の和紙を継いで貼りました。ギリギリまで大きくした下絵を切り抜き、重ねてパネルに貼り込んでいきます。が、それでも大きな作品が揃う公募展では作品はそう大きく見えません。
 剪画のスッキリとした切り口は、ともするとそっけないほどにさっぱりと見えてしまうことも…。剪画の作品だけを並べているところで展示したのだけではわからない剪画作品の特質。ゆっくりと他の作品を見て廻り、改めて感じるものがありました。
 大きな作品は作る時も、作った後も場所を取って大変ではありますが…剪画作品をまた別の目で見るために、やはり時折は作るべきだ…と改めて感じたのでした。

現代絵画公募展 第44回青枢展
東京都美術館・2F4展示室 入場無料
2017年11月1日〜8日 (6日は休館日・8日は14:30まで)  
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October 26, 2017

貼る楽しみ

貼る楽しみ 公募展のために大きな作品を作成。90×90cmという大きなサイズなので、使う和紙もできる限り大きなものを使います。
 私の作品はコラージュのような感じで作成することが多いので、イメージが固まったら紙を染めて切り抜いてゆきます。必要なものだけ全部。そして切り終えたところで、台紙に貼る作業に入るのです。全部貼り終えないとどんな感じになるか全くわからないことも…。
 今回はパネルに濃い目の和紙を貼って、その上から切ったものを置いてゆきました。大きなパーツをアイロンで貼り込んでゆくと、どんどん絵が仕上がってゆく感じ。よじれたり波打っていたものが、平面になって絵の一部になります。
 思ったように仕上がらないことも多々ありますが…貼る作業はたのしい時間でもあるのでした。
   
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September 25, 2017

和紙を塗る日

和紙を塗る日 先日は染料で和紙を染めましたが、今日は生徒さんの希望で和紙をアクリルで塗りました。
 染料で塗る場合は、刷毛を使うので和紙の四隅を水張りします。染料で染める場合は、一発勝負で思ったように染めるのは難しいのですが、アクリルの場合は色が気に入らなければ何度でも塗り直すことができます。
 生徒さんの方は作品制作に必要な黄色の和紙を制作、私は以前塗りかけてそのままになっていた緑の和紙にテクスチャーを入れて完成させました。絵の具が乾いた後、色味を見て塗り足してゆくので、和紙を乾かす時間が必要です。途中にランチをはさんで作業。今日はお天気も良く、和紙が乾きやすくて良かったです。
 ギャラリーがお休みなので、パネルを置いて干す場所に…。一晩はパネルに貼ったまま和紙をそのまま置いておきます。鮮やかな色の和紙が作品になるのが楽しみです。  
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September 15, 2017

佐治からの便り

佐治からの便り 鳥取の和紙の里から便りがきました。
 夏休みには地元の小学生向けに、うちわと剪画のコラボのワークショップを行ったそうです。うちわの淵に入れる赤い縁取りがお洒落。水色と薄紫のむら染め和紙を使って切ったマンボウがとても素敵です。
 そして秋には食堂の間仕切りに剪画の落ち葉を…。オレンジの雲竜紙や、むら染めの和紙を切り抜いた落ち葉。光が入ると透けて綺麗なのではないかと思います。この装飾は、秋の剪画ワークショップのご紹介も兼ねているのだとか…。和紙の里で剪画のワークショップを開催して頂くのは、とても嬉しいですね。
   
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August 09, 2017

和紙の色と切り抜き

和紙の色と切り抜き 多くの剪画は黒い和紙を切り抜き、その間に色和紙を張り込んで完成させます。張り込む和紙は単色のものもありますが、ぼかしが入っているものもあります。綺麗なグラデーションは色付けの時に活躍してくれます。
 一方、色が濃い、様々な色合いが入った和紙を切り抜く方に使うと、効果は全く違ってきます。和紙だけ見るとかなり過激な色合いでも、実際に切り抜いてみると不思議な効果をもたらす事があるのです。
 ハーナウのワークショップ用に青谷から送ってもらった和紙はとてもドラスティックな色合い。これが先月の教室用のパイナップル作品や、今月の模様のような花柄にとても合うのです。しかも微妙な色合いの紙がどんな風に切り抜かれるのか正確には予測できないので、思わぬ仕上がりになることも…。
 そんな訳で、今日の教室で仕上がった作品は、とてもユニークなものとなったのでした。  
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August 07, 2017

茶色ってむずかしい

茶色ってむずかしい 少し大きな作品を作りたいので、和紙を様々な色で染めています。青や赤い色は濃くても薄くても…色を混ぜても比較的綺麗な色に仕上がるのですが、茶色はなかなか難しいです。
 薄すぎてしまりのない色になったり、濡れている時は良い感じなのに、乾くと全く違った色になってしまったり…。思ったようになかなか染まってくれないのです。しかも一歩間違うとすすけたような感じに見えてしまいます。
 もっとも切り抜くイメージがはっきりとしていないのも良くないのかも知れません。実際に和紙を切り抜いて仕上がったものを見ると、紙全体とはまた違ったイメージになることも…。そう思いながら染めているうちに、家の中は茶色だらけになってくるのでした。
   
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May 10, 2017

エリザベスマーケットで見つけたカード

エリザベスマーケットで見つけたカード メルボルンのクイーン・エリザベス・マーケットのブースで見つけたカード。開くと飛び出す絵本のように、立体の切り絵が出てきます。硬めの洋紙を使っていて、レーザーで切り抜いてあるようでした。
 何種類ものカードがある中から、私が選んだのは6色の紙が組み合わさってバラの樹が立ち上がってくるこのカード。色合いもデザインもとても綺麗です。この他にオレンジと黄緑の花束のようなカードも購入。2枚で20ドルでした。
 このブースを見つけて、すぐにカードを購入したのですが、市場の中を歩いていたらもう一つ全く同じデザインのカードを売っているお店がありました。どうやら大量に作って組織的に販売しているようです。
 定期的に新しいデザインが出てきそうで、また機会があったら行ってみたいなぁ…と思いました。  
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March 27, 2017

紙のカッティングによるアート

紙のカッティングによるアート ニコラ・モスさんが3週間の間日本に滞在して制作した作品をオープンアトリエで1週間展示されていました。昨日までの展示には伺えなかったのですが、今日の朝、展示を撤去する前にお伺いしてきました。
 オーストラリアから来たニコラさんは緑と生態系、そして人々との繋がりをテーマとし世界中で作品を制作しています。今回は遊工房アートスペースに滞在し、周囲の公園や街を歩き回って様々な緑を作品に写し取っていました。
 公園の樹木をフロッタージュして背景としたもの、樹木の形を切り抜いたもの、杉並区の街並み、開き始めた花々…。そうしたものをひとつひとつ紙を使って表現し、壁面に構成してあります。額の中に収まった剪画とはまた違った迫力がありました。
 お忙しい中時間を割いて作品を説明して下さったニコラさん、本当にありがとうございました。近い将来どこかでまた作品を拝見したいと願っています。  
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March 13, 2017

「踊る手、踊るハサミ」展へ

「踊る手、踊るハサミ」展へ 因州和紙を使った貼り絵が展示されている「踊る手、踊るハサミ」展を観て来ました。作家のチャンキー松本さんは、因州和紙を使った貼り絵の他に、ハサミで切り抜いた似顔絵も制作されています。
 貼り絵の方は風景画が中心。色ぼかしの因州和紙を使って描かれた山々や海は、ふんわりとした色合いがとても素敵。また、月に浮かぶ大山寺を描いた大作はとても幻想的でした。和紙を使って描く絵画…といった感じです。
 ハサミを使って白い紙を切り抜いた似顔絵は壁面いっぱいに飾られていました。こちらの方は著名人の顔の特徴を捉えていて、見ているだけで楽しかったです。
 紙で描く…ということの可能性を感じた作品展でした。

「踊る手、踊るハサミ」 於:aptp
  
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February 23, 2017

グリムの切り絵

グリムの切り絵 ハーナウで頂いた切り絵です。先日訪れたハーナウはグリム兄弟の生まれた街です。街の中心にはグリム兄弟の像が建っていました。そのため、ハーナウ・鳥取友好協会の方が、グリムの横顔を切り抜いた作品をアーティストに依頼し、訪れた私たち全員にプレゼントしてくれました。
 黒い紙をすっきりと切り抜いたもの。細い線で手前の人影が切り抜かれていて、引っかかれたような線で髪の毛が表現されています。シンプルではありますが、二人の面影が感じられてハーナウらしい作品です。早速マットを切って額に入れ、作業机のところに飾りました。
 背景にはKarin Dickel-Jonaschという作者名とサイト名が記されていたのでチェックしてみると、中国の剪紙を見て紙を切リ始めたと書いてありました。童話風の龍をモチーフとした作品が、ちょっとメルヘンチックで素敵です。世界中に切り絵を制作している人がいるのだなぁ…と思い、感慨深いものがありました。

Karin Dickel-Jonasch  
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January 25, 2017

見えると切れる

見えると切れる 精密な作業をする時用にヘッドタイプのルーペがあることは知っていたのですが、私の作品はあまり細かくないので、ほとんど必要を感じませんでした。が、先日のフェミナで作家仲間と話していた時、ルーペハウスのものがとても良いと聞き、ちょっと興味が湧きました。実際には作品を切る時よりも、トゲを抜く時や、食品の小さな表示、細かいネジを見る時に支障があるのです。
 ネットショップがあったので、1.7倍、2倍、2.5倍の3枚のレンズが付いているセットをオーダー。届いてすぐに装着してみたら…確かに細部までしっかり見えます。そのため細かい作業が驚くほど楽に行なえました。実際、細かい作品を作るのに必要なのは、正確に切る能力以前に見る能力だったのですね。
 あまり見えすぎて目の疲れがちょっと心配ではありますが…確かに一度使ったら手放せそうにないありがたい道具でした。
   
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December 07, 2016

蚕と和紙と…

蚕と和紙と… 知人が持ち込んできたほうずきの袋のような網状の袋は、インドネシアの野生の蚕が作ったものです。絹を紡ぐ蚕と違って糸に紡げないので、現地では葉を食べる害虫とされているとのこと。この網の袋は金色にも見える光沢があって、とても綺麗。が、布に織り込むと薬品で色があせてしまうそうです。かわりに和紙に漉き込めないかという打診を受けました。
 そこでこの網状のものをハサミで細かく切り、佐治の方にお願いして試して頂いたのです。白い楮の和紙に漉き込まれたこの網は、金色に見えてとても綺麗。細かく切りすぎてしまうと紙の中に紛れてしまうので、大きめに切って網目が見えたほうが面白い模様になります。
 思ったもたくさんの紙に漉き込んで頂いたので、何か作品に生かせないかな…と考え中。変わった素材に出会うのはとても楽しいことですね。  
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November 20, 2016

30数年ぶりのみほとけ

30数年ぶりのみほとけ 東京国立博物館で開催されている「平安の秘仏」展へ。滋賀の櫟野寺のみほとけ像が展示されているのです。滋賀は京都や奈良から近いだけあって、古い仏像がたくさん。その中でも十一面観音像がとても多いことで有名です。学生時代美術史専攻だった私は、卒論のために滋賀県の十一面観音像を十数体見て廻ったことがありました。
 その頃から櫟野寺の十一面観音像は秘仏で、定められた時しか開帳していませんでした。が、往復はがきで問い合わせたところ、見せて頂けることに…。本堂の中で拝見した坐像は、背後にその歴史を背負って凛然と佇んでいました。十一面観音像をもとに剪画を制作したのはそれから少し後のことだったと思います。
 それがすでに30数年前のこと。今回は十一面観音像を中心に櫟野寺の仏像20体が公開されていました。実際の仏様は昔の印象よりもずっと立体の重みを感じさせ、とても迫力があります。でもその静かな佇まいは昔のままです。ある場所では、時はその流れを止めることがある…と感じた日でした。  
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October 28, 2016

インドのマーブルプリント

 インドのマーブルプリント 現在開催中の作品展は「マーブルプリントの世界」。剪画だけではなく、マーブルプリント自体に興味のある方もギャラリーを訪れて下さいます。が、大抵はすり流しのマーブル染めをイメージしてお越しになるのです。水を使ったものではなく、固形の版を使ったプリントの説明をすると、その方法にも興味を持って下さいます。
 今日お越しになった方は、インドの手漉きの紙に施されたマーブルプリントを持ってきて下さいました。厚めの紙に銀色と白、青の塗料でマーブル柄が入っています。銀色を使っているため、光の角度によって雰囲気が違って見えるのも素敵。日本のものやヨーロッパのものと違って精巧な技術は感じませんが、その自由さと大胆な美しさにうっとり。
 背景に使っても切り抜いて剪画にしても面白いものができそう…。やはりインドの意匠は好きだなぁ…と改めて思います。創作意欲を刺激してくれるインドのマーブルプリントでした。
   
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October 24, 2016

青枢展へ

青枢展へ 今まで公募展は剪画関係にしか参加した事がなかったのですが、ご縁があって青枢展に出展させて頂きました。会場には様々なタイプの絵画が飾られています。油絵、アクリル画、抽象画、具象展…。
 広い会場向きに剪画としてはかなり大きめの作品を制作した…つもりだったものの、100号クラスの絵が並ぶ会場ではまだまだ小さかったです。それでもパネルに張ってしまうと家に帰って来た時に置く場所に困るので、バナー式…掛け軸のように巻けるようなものを制作。こうした大きな作品展にどれくらいのスケールのものを作れるか…というのは、これから先の課題です。
 青枢展は東京都美術館で28日まで開催中。また、2月のグループ展でもこの絵を出展する予定ですので、ご覧頂ければ嬉しいです。
  
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October 15, 2016

因州和紙フォーラムに参加

因州和紙フォーラムに参加 鳥取のとりぎん文化会館会議室で開催された「因州和紙フォーラム」に参加。パネリストとしてお招き頂いたのです。会場入口になるホールでは手漉き和紙の制作行程や因州和紙の歴史紹介、昭和2年の和紙の見本帳など、貴重な資料と共に剪画も展示して頂きました。
 フォーラムでは増田勝彦氏による「伝統と革新~古代から現代までつづく和紙の技術とデザイン~」の講演に続き、パネラー4名による10分のプレゼンが行われました。私は因州和紙で制作した剪画作品を約30点ほど紹介。画面に映して短い説明を加えます。
 その後パネルディスカッションがありましたが、時間が押していて少し短くなりました。もともと私はディスカッションではそれほど話す必要がなさそうだったので、参加される方のお話が色々聞けるかな…と期待していたため、少し残念です。
 が、和紙を購入しているだけではわからない産地での思いや問題点などを伺い、とても勉強になりました。様々な角度から和紙を考える良い機会となり、そして和紙にはまだまだ様々な可能性があるのではないか…とも実感。充実した1日となりました。  
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October 10, 2016

大きな作品を作る

大きな作品を作る 公募展に出す剪画作品を作成中。ギャラリーでの剪画展と違ってかなり大きな作品なので、パーツを切って置いておくだけでも場所を取ります。ギャラリーがおやすみ中でスペースがあって良かった…。そのかわり細かいカッティングがあまりなくザクザク切ることができて、楽しい部分もあります。
 作品のすべてを1枚の紙から切り出すのではなく、コラージュのようにパーツを切って組み合わせる私の作り方は、比較的大きな作品を作りやすいとは思うのですけれど…。大きな作品は全体を見ながら作っているつもりでも、最終的には会場に飾ってみないと全体が把握できない感じがする。制作途中を写真に撮ってみると、完成した図よりも、貼る前の立体的な剪画の方が面白かったりするのも不思議なところです。
 この作品は来年1月に開催するグループ展でも展示する予定なのでしっかりと仕上げたいと思っています。  
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October 01, 2016

コーヒーカップと剪画とタグと

コーヒーカップと剪画とタグと 今日は友人の結婚式に行って来ました。ご主人となる方はコーヒーの豆のお店を開いています。お二人の式のためにコーヒーラベル用の剪画を制作しました。
 作品にはには因州和紙を使用。コーヒーの色に似ている佐治の杉皮和紙をカッティングして輪郭を彫り出します。影の部分は柿渋を塗った青谷のもの。そして背景にはあおや和紙工房で自分で漉いた落水紙を置きました。厚さも不均一でシワも入っていますが、作品にニュアンスを与えてくれます。
 会場入口には、この剪画のオリジナルとプロフィールを飾って頂きました。引き出物のコーヒーのドリップパックの袋には絵をアレンジしたタグが着いています。
 結婚式はお二人のこだわりと真心がこもっていて素晴らしいものでした。お二人の幸せを心よりお祈りしております。  
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September 26, 2016

とっとり・おかやま新橋館でのクラフト展

とっとり・おかやま新橋館でのクラフト展 8月に作品を展示させて頂いたとっとり・おかやま新橋館で手作り作品展示即売階を開催中。岡山の畳縁やデニム生地、鳥取の和紙などを使って制作した作品が展示され、材料や作品が販売されています。昨日の終了間際に伺って見せて頂きました。
 鳥取や岡山の素材を使ったクラフトがずらり。畳縁を使ったお財布、デニム生地をつかったバック、その他木工作品、蝶ネクタイ、籠などなど…。ちょっとしたものから、時間をかけて制作されたであろう作品まで、色々あって楽しかったです。
 剪画の方は8月に展示させて頂いたものを数点預かって頂き、片隅に展示して頂きました。とっとり・おかやま新橋館を訪れるお客様やクラフト好きの方々に見て頂けると嬉しいです。展示は27日…明日まで。お近くを通るかたは是非お立ち寄り下さい。2階のイベントスペースで開催しています。  
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September 21, 2016

和紙を染めすぎる時

和紙を染めすぎる時 作品を制作する前に和紙を染めます。今回は染料を使いました。アクリル絵の具の場合は思った色に染まらなくてもまた上から重ね塗りができるので、少しずつ思った方向に近づけてゆけます。が、染料の場合は乾くまでが勝負。加えてまだ経験値が少なく、仕上がる色のコントロールが良くできません。だからこそ面白い部分もあるのですけれど…。
 大きい和紙を染めるのは、小さい和紙よりもむらが作りにくいようです。色々な染料を混ぜたつもりでも、いつのまにか均一になってしまったり…。それでもなるべく白い部分を作りたくないので、たくさん色を注ぎ込んでしまうのです。
 もっとも染め上がってもその紙を切るまでは、実は色が有効に働いてくれるかは不明。色が濃すぎたかな…と思ってもちょうど良いこともあるし、思ったより深みのない色に仕上がってしまうことも…。だからたくさんの紙を染めて、使い切れないほど色和紙ができてしまうのでした。  
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August 18, 2016

夏の切り絵展

夏の切り絵展 毎年この時期に開催されているにいみずよし/杉江みどり切り絵展へ行って来ました。杉江さんは人形浄瑠璃を主に主題とした和風の切り絵、にいさんはアールヌーボー調の西洋風の作風です。どちらも個性的でクォリティの高い作品。よく毎年これだけの数の作品を制作できるな…と驚くばかりです。
 この時期恒例なので、会場にはお客様が入れ替わり立ち代わり訪れ、作品を鑑賞しながら話も盛り上がっています。作品展と共に作家さんや友人たちとの交流を楽しみにされているのでしょう。定期的な作品展。作品制作は大変ですが、開催する側にとっても、訪れる方々にとっても大切な場となりますね。  
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July 01, 2016

扇が仕上がってくる

扇が仕上がってくる 5月に葛飾区美術会主催で行われた扇面画のワークショップに、私も参加させて頂ました。扇型の和紙を染料で染め、剪画を接着。片面は花々と猿、そしてもう一方の面は太陽の絵柄です。その絵が扇に仕立てられて帰ってきました。
 扇はうちわと違って折り目を入れるので剪画がはがれないか少し心配していたのですが、ぴったりと貼っていたためか、折った部分も浮き上がらずに綺麗に仕上がっていました。骨が組み込まれ、しっかりとした扇子の形に仕上がると、平面の絵とはまた違った雰囲気になります。骨の数が少ない舞扇なので、がっちりとして存在感がありました。
 その仕上りにはとても満足。とても面白いので、来年あたりには作品展のテーマにしようかな…とも考えています。  
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June 29, 2016

古きゆかしき和紙たち

古きゆかしき和紙たち

 新聞の情報欄をご覧になって「剪画 using 因州和紙 part2」を訪ねて来て下さったお客様が今日は2組。お一人の方はかつて新宿で和紙屋さんを営んでいらしたそうです。
 日本の剪紙作家さんが制作したとても精巧で美しい作品を見せて下さった後、以前編まれた「精選和紙」という和紙のセットを下さいました。40年前に全国の和紙を集め、産地の地図と簡単な解説を添えたものです。
 それらの和紙は当時の名匠の漉いた紙で、「無形文化財指定紙」や漉かれた方のお名前の判が押されていました。越前奉書紙、本美濃紙、石州半紙、土佐典具帖紙、阿波藍染紙…収録和紙目次には、産地と名漉き手の名前が並んでいます。和紙は40年後でもなお美しい肌合いとツヤを保っていました。
 私にとってはもったいないくらいの上質な和紙たち。その深い深淵をのぞいたようで、嬉しくも恐ろしくもありました。このセットを下さった方に感謝しつつ、和紙についてもっともっと勉強をしなくては…と改めて心に刻んだのでした。  
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