
“Riding with the Memories of 100 Years Old Sakura Trees 1” by Moto Rokugo
六郷さんは3年前に開催された「線路は続くよ」展でも若桜鉄道のピンクのSLを描いています。今回の桜展で、もう一度この桜色の機関車を描いてくれました。六郷さんがこの作品のために書いてくださったコメントがありますので、ここに引用させていただきます。
「今回、若桜町の桜の写真を見て、桜とはどこに生まれ育ったとしても人の心にあるものなのだと思いました。私の子供の頃、桜は小学校、神社、そしてお墓の周りによく植えられていました。今は桜の木を切ることはあっても、植えられることは少ないように思われます。若桜町の今までの100年桜に、そしてこれからの00年桜を思う心に…私の中にあの頃の桜を思いだし、心象を重ねて表現しました。」
桜は多くの人々の心の中に、思い出とともに記録されています。そうして描かれた桜がの作品が、またそれを見る方の心の中の思い出を引き出す…今回の作品展はそんな場にもなっています。
(「桜 –我が心のふるさと–」出展作品 2024.3.13〜4.6 於:剪画アート&スペース)