
自分の好きな詩に絵を付けたり、ある文字を元に全体を構成したり…他の作家さんたちが絵を描くこと中心に作品を制作したのに対して、梅崎さんは、思いを形にしました。
「書く」ことが好きな彼女はそれについてまず文章を書きました。手書きで文字を書くことが、彼女にとってどれくらい大切か、日常でどんな風に文字を書いているか…。手紙のように書いた後、その紙から書という文字の形をくり抜きました。
こうしたコンセプトから作品を制作する作家さんは今まであまり剪画アート&スペースには出展していませんでした。まだまだ使う紙や、表現方法などグレードアップする余地はありますが、これからの創作が楽しみな作家さんです。
(「剪書」出展作品 2022.6.8〜6.25 於:剪画アート&スペース)