戸張 禮子 作 297×210mm
もうひとつスイカを描いた作品をご紹介。この作品展が夏の終わりから始まるので、それにふさわしい入道雲と共にスイカを描いた作品です。
先日の作品と同じ様にたくさんのスイカを描いていますが、この絵では青空の下、たくさんできたスイカが畑でゴロゴロ。ちょっと畑の色とスイカの色が近くて紛れやすいのですが、遠くに見える白い雲が夏らしさを強調して緑の暑苦しさを感じさせてくれます。畑の畝を表現する線もやはりシマシマになっているのも楽しいですね。
展示する時期と作品の中で描かれる季節が一致すると、絵を見る方も季節感を実感できます。去りゆく夏を惜しみつつ…。
(「しましま」出展作品 2021. 8.25〜9.11 於:剪画アート&スペース)