October 26, 2020

にがみと甘みの織りなす味 / ブルーミングティ

にがみと甘みの織りなす味 / ブルーミングティカロフ プラメン作 200×287mm

 このブルガリアの作家さんの作品は、2枚ご紹介したいと思います。コメントが届いていないので、作者がどういった状況でこの2枚を描いてくれたのかがわからないのですが、多分1枚は煎茶と和菓子、そしてもう1枚は日本で工芸茶と呼ばれるブルーミングティだと思います。工芸茶は中国の緑茶ベース花を包み込み、お湯を注ぐと花が開く、美しく、香り高いお茶です。
 どちらの作品も必要最低限のものが描かれていて、それだけに見る側がこれらのお茶そのものにフォーカスできます。絵柄はシンプルですが、和菓子の表面やお茶碗に使用している紙には、絵の具でテクスチャーを付けて表情を演出。絵に深みを出しました。
 たくさんの同じテーマの絵が並ぶからこそ、そこに静かに飾られているこの2点の作品は存在感を出しています。ぜひ実作品をご覧いただきたい作品です。

(「Tea Time」出展作品 2020. 10.14〜10.31 於:剪画アート&スペース