June 18, 2019

赤レンガの駅

赤レンガの駅石川 孝 作 510×220mm

 様々な改修工事が終わった東京駅。八重洲側から見ると近代的に見える東京駅も、丸の内側から臨むと昔ながらの姿を見せてくれます。ホームの長さに従って横に細長い建物。確かにテーマにぴったりのモチーフです。
 建築物ということもありますが、石川さんはいつもきっちりとしたラインで対象を描きます。そのため背景に水色のグラデーションの和紙を置いてみたところ少し物足りない感じに仕上がったそうです。一方、この緑のグラデーションを配置したら、迫力ある仕上がりとなりました。ちょうど梅雨の時期の夕立のようです。少し暗めの色合いではありますが、白い部分が遠くの光を感じさせてくれ、良いコントラストとなっています。
 今の時期らしい、迫力のある東京駅だと思います。

(「細なが〜い!」出展作品 2019. 6.5〜6.29 於:剪画アート&スペース