June 17, 2019

気球

気球戸張 禮子 作 75×363mm

 大地を離れて飛び立つ気球たち。細長い空間をたくさん飛び交う気球で埋める…というのもひとつのアイディアだと思います。幅広い絵の中に描くよりも、空高く気球が上昇しているような感じが出ています。
 気球自体はカラフルですがシンプルに描かれているので、背景に水色を配置した時は思ったよりも平板な感じに見えました。が、教室で戸張さん自身が染めた和紙を配置してみたら、真っ赤な夕焼けの中に気球が泳いでいるような壮大な雰囲気に仕上がりました。背景の色で、絵が持つストーリーまでが変わって見えます。
 空の旅にでかけたくなるような、素敵な作品です。

(「細なが〜い!」出展作品 2019. 6.5〜6.29 於:剪画アート&スペース