June 15, 2019

ありの行列

ありの行列坂上 裕子 作 75×363mm

 細長い…と聞いた時に坂上さんがまず一番最初に思いついたのがアリの行列だったそうです。たしかにアリが獲物から巣まで延々と作る列は長く続いていますね。
 アリの黒い色を強調するために輪郭は茶色でカッティング。土の部分に明るい色を何色か入れて、画面全体に変化を持たせています。画面のところどころに配置した黄色い花すべてに色を入れず、輪郭だけでのものをいくつか配置したところに、作者のセンスの良さを感じました。全体が重くならず、アリの動きがより強調されています。背後に材質感のある和紙を配置したのも素敵です。
 暑い夏に働くアリさんたちの姿。これからの季節に飾りたくなる、楽しい作品です。

(「細なが〜い!」出展作品 2019. 6.5〜6.29 於:剪画アート&スペース