六郷 もと 作 395×280mm
六郷さんは、狛犬を思い浮かべた時、なかなかモチベーションが上がらなかったそうです。そして思い出したのがお稲荷さんのキツネ。この作品は、埼玉県上尾市瓦葺稲荷神社をモチーフにしているとのこと。少し恥じらったように首をかしげるキツネさんたちは、どこかしら女性的で、そこはかとない色気があります。
少しずつ空の色が変わり、暗くなる夕暮れ時。キツネさんたちは暗くなってゆく杜を背景に白い色が際立って見えます。その闇の中には赤い鳥居も…。グラデーションの鮮やかな色和紙を使って、トワイライトのちょっと不思議な世界を描きました。
この絵の前に立って、白いキツネさんたちに招かれるミステリアスな世界へ出かけてみて下さい。
(「狛犬」出展作品 2018.6.6〜6.30 於:剪画アート&スペース http://bit.ly/hc8WTq)