高橋 隆 作 240×390mm
ここ数日話題になっているシンガポールの絵をご紹介。今回の「狛犬」展には、神社に鎮座している狛犬だけではなく、狛犬的なもの…を描いた作品も並べられています。お稲荷さんや牛、そしてハチ公…そしてシンガポールのマーライオンです。
マーライオンはライオンの頭と古代都市のテマセックを象徴する魚の尾を持っています。口から水を吹き出すその像は、シンガポールを訪れる人がほぼ見に行くことでしょう。
かっちりと描かれたマーライオン。かなりシンプルな絵柄ですが、海面や足元の波を表現した台座にむら染の和紙、吹き出す水に落水紙、背景にグラデーションの入った和紙を和紙を使うことによって、独特の風合いがある絵に仕上がりました。
涼し気で、夏にかけておくのにピッタリな作品だと思います。
(「狛犬」出展作品 2018.6.6〜6.30 於:剪画アート&スペース)