June 09, 2018

天照・月読への道

天照・月読への道菅谷 順啓 作 20×440mm

 「狛犬」展で菅谷さんが描いたのは、こちらをしっかりと見据えている迫力のある狛犬たち。それぞれに阿・吽の音を発し、巻き毛に筋肉粒々とした姿で描かれています。いつもは細い線で繊細な女性や花々を描く菅谷さんですが、今回は太いしっかりとした線を使いました。
 体躯にはナチュラルな和紙。同じ和紙を月と日にも使うこととによって、全体の色合いを抑え、素材感を強調しました。背景は墨で染めたむら染めの和紙を配し、空気の流れを演出、狛犬たちを引き立てています。
 静寂さと強さとを同時に表現した迫力ある作品です。

(「狛犬」出展作品 2018.6.6〜6.30 於:剪画アート&スペース