November 27, 2017

ダルと雪のお正月

ダルと雪のお正月岩崎 裕子 作 272×242mm

 干支の中でも犬は種類が多く、一番バラエティに富んだ形をしています。作品展には干支らしい秋田犬や柴犬、凛々しいハスキー、愛らしいミニチュア・ダックスフンド、パピヨン、ミニチュア・シュナウザー…と様々な犬種の作品が寄せられました。中でも白と黒のダルメシアンは、剪画で描くのに適した絵柄だと言えるでしょう。
 富山に住む岩崎さんの子供の頃のお正月の記憶は、雪晴れなのだそうです。遠くに雪を抱いた立山連峰、そして近景に赤い南天、さらに寒さの中に立つダルメシアン。キリリとしたダルメシアンや南天に黒い和紙を使った分、足元の雪や遠くの山々には網ブラシを使い、柔らかい雰囲気を出しました。
 お正月にふさわしく、美しく品のある作品だと思います。

(「干支戌+猫 2018」出展作品 2017.11.15〜12.9 於:剪画アート&スペース