November 25, 2017

戌年

戌年糟谷 南海彦 作 120×170mm

 小首をかしげて、こちらをじっと見つめるパピヨンの視線。その視線の先には飼い主がいる…ということがわかる真摯な目付きです。犬を飼っている方ならば、この仕草や熱い視線に心当たりがあることでしょう。
 右上にある金色の文字でわかるように、糟谷さんが愛犬を年賀状用に描いたとのこと。左側にすこし多めにあいている空間は、一言添えるためのものだと思います。
 耳のあたりは細かく長い毛の表現として細い切り込みを入れてありますが、細かくなりすぎず、適度に流しているのも糟屋産らしい手腕だと思います。色数を押さえているので、金色を使用しながら上品に仕上がっています。
 ワンちゃんへの愛情を感じる素敵な作品です。

(「干支戌+猫 2018」出展作品 2017.11.15〜12.9 於:剪画アート&スペース