岡田 桂子 作 121×135mm
小色紙に作られた作品です。鶏か鳳凰か…ちょっと不思議な鳥の形ですが、フェミニンな感じでとても優雅。西洋の紋章のような雰囲気を醸し出しています。
胴体の鱗のようなピンク色の部分は、マーブルプリントの絹の布を使っています。体の優美な曲線と、絹に入った羽の模様がぴったちと合って鳥らしい模様となりました。この透明感あるピンクを活かすために、輪郭は金色の和紙を使用。羽の部分と顔の部分は優しい感じの水色の和紙で彩色しています。
日本の干支の鶏とはちょっと違った絵柄になっていますが、岡田さんらしい夢のある美しい鳥。来る年を祝って高く大空に飛翔してゆくことでしょう。
(「干支と縁起物2017」出展作品 2016.11.16〜12.10 於:剪画アート&スペース)