September 12, 2016

UMA(空飛ぶブタネコ)

UMA(空飛ぶブタネコ)角田 直哉 作 458×248mm

 未確認動物(Unidentified Mysterious Animal)この言葉自体は日本人が作ったものだとか…。不思議な動物の総称だそうです。
 いつも立体を中心に制作活動をされている角田さん。剪画アート&スペースに作品を出展する時は、その一部を剪画で創作してくれています。前回の金魚はちょっと抽象的な形の金魚でしたが、今回は愛らしい動物を描き、それに空気の流れのようなラインを加えて作品を完成させました。
 背後は竹ひごを水に濡らして曲げ、周囲にごく薄い和紙を何度も貼りあわせて不思議な色合いを出したオブジェ。同じようにこの猫も和紙を何重にも合わせて作っています。さらにやわらかく見える白い曲線も、実際には強度を出すために数枚の和紙を貼っているそうです。
 立体の作品は額に入れてしまうとちょっと迫力が削がれてしまうため、今回は板に直接取り付けて臨場感を演出。不思議な未確認動物…是非実物を目の前で確認して下さい。

(「空」出展作品 2016.8.31〜9.17 於:剪画アート&スペース


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