滝田佳美作 728×515mm
数ヶ月前に始めて彼女の作品を見た時は、その迫力と完成度の高さに驚きましたが、今回の作品展のために制作された「あさあけ」はさらに強いインパクトを与えてくれました。その構図、テクニック、彩色…。まだ20代前半という若さで、これほどの作品を作ってしまうのは恐ろしいような気もします。
今回のテーマ「間-Awai-」を時間の経過と捕らえ、2つの作品を制作した滝田さん。この作品は夜から朝への時間の経過を表しているそうです。中央に立っている鶏は、流れるような線でその威容を誇っています。そして背後には月と日が配され、夜の世界と昼の世界を表現。全体としてとても迫力のある画面になりました。
この絵の良さは実物を見ないとわからないと思います。お時間のかる方は是非会場でこの大きな作品と対峙してみて下さいね。
(「間-Awai-」出展作品 2011.2.24〜5.30 於:東京松屋ショールーム・ショップ 4階ホール)