May 13, 2011

卯辰山工芸工房へ行く

卯辰山工芸工房へ行く 金沢に行った時に、卯辰山の工芸工房へゆきました。ここでは加賀藩御細工所に関する作品や金沢ゆかりの工芸品が展示してあるだけではなく、工房がたくさんあって、研修者が一定期間、設備の整った館内で学びながら作品を制作することができます。
 展示室から続いている工房は、ガラス越しに見学できるようになっています。連休中も陶芸、染色、金工など様々な工房で、若い作家の人たちが思い思いに作品をつくっている様子を見ることができました。こうした施設で、お互いに刺激を受けながら作品制作に専念できる環境をちょっと羨ましく思います。
 帰り際に展示のところで加賀藩御細工所の説明パネルを読み、「紙工芸とは何のことですか?」と学芸員の方に聞いたところ、しばし沈黙。すぐに文献を調べて「掛け軸などの表具です。」と答えて下さいました。時間がかかったお詫びに…と絵はがきを下さったのには恐縮。細やかな心遣いには感動です。こうした応対がギャラリーでもできるといいな…と思ったのでした。


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この記事へのコメント
すばらしい伝統工芸ですね。
守っていくにも労苦が必要・・・
ぜひ水元もステキなギャラリーへと展開していってください。
Posted by hirorion(ヒロ) at May 14, 2011 06:26
ヒロさんへ

こういう施設で時代の作家をしっかりと育てる…大事なことですよね。
とても感心しました。
Posted by SengaArt at May 14, 2011 06:53