December 05, 2010

モニュメント・バレーと動物たち

モニュメント・バレーと動物たち モニュメント・バレーの岩肌には、ペトログラフ(岩絵)が彫り込まれていました。ナバホ族の前に住んでいたアナサジ族が残したものです。この動物のペトログラフは、とても生き生きと描かれていて、ちょっとユーモラス。古くからこの当たりに住んで来た民族にとって、動物たちがとても身近なものだった…という感じが良くでています。
 モニュメント・バレーを巡っている途中に何度か動物の姿を見かけました。いずれもこの当たりに住んでいるナバホ族が飼っているものだそうです。寒いなかモソモソと草をたべている風だった羊たちは、遠くからカメラを構えた私のほうをじっと見ていました。水辺では牛たちが意外に早いスピードで駆けています。動物たちの管理には犬を使っているらしく、私たちの乗っている車を見つけて吠えながら追いかけて来たり…。
 この乾燥した厳しい自然の中で、動く動物たちをみかけると少しホッとします。何となく岩肌に生き生きとした動物の絵を掘り込む人の気持ちがわかるような気がしました。


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