今日から剪画美術展が開幕しました。朝一番に行うことは、作品審査。7名の審査委員によって作品が審査され、決定され、受賞者は表彰されます。
まずはそれぞれの賞について候補者を審査委員が推薦。コンピューターにタイトルや作者名をインプットします。その場で集計し、必要なところは検討を加えて最後に賞を決定するのです。ほぼ全員一致で賞が決まることもあれば、かなり票が割れて意見の交換が必要になることも…。今回の作品展では、全体の作品レベルが上がった代わりに、突出した作品が少なく、審査は難航しました。
そのためかなり微妙な差で受賞が決まっているので、必ずしも賞を受けたかどうかだけが作品の善し悪しとなる訳ではありません。同じ作家の以前の作品や、各賞の意味合いも含めて決定がなされているのです。
そんな訳ですから、あまり賞にこだわりすぎずに、楽しんで作品を作成、鑑賞して頂けたら…と思っています。