June 02, 2023
キャピラノ吊り橋を渡る

そのままキャピラノ吊り橋に向かいました。吊り橋だけのイメージしかなかった場所ですが、実際には周囲は公園になっていて、いくつかのアトラクションがあります。ゆらゆらと揺れる地上70mの吊り橋を渡った後は、地上約30mの樹々の間に作られた散歩道を歩いて散策。他にも樹々の間をゆっくりと散歩できるトレイルや、崖にそって歩く歩道など、森林浴をしながらゆっくりと散歩をしてきました。
公園内はトーテムポールも飾られていて、なかなか良い雰囲気です。今は暑くも寒くもなく、歩くにはよい季節。緑の中の空中散歩はとても楽しかったです。
June 01, 2023
トフィーノへのドライブ

私たちは美しい海を眺め、カフェでお茶を飲み、周囲を少し散策。その後イーグル・エアリー・ギャラリーで、先住民族の流れをくむロイ・ヘンリー・ビッカーの作品を鑑賞しました。帰りにはロングビーチへ。広く視界が開ける広大なビーチで潮風を満喫します。
本来ならばゆっくりと滞在して、ホエールウォッチングやハイキングを楽しむべきなのでしょうね。ちょっと駆け足になりましたが、トフィーノのドライブを楽しんだ1日でした。
May 31, 2023
フェリーでビクトリアへ

港近くを少し歩いたり、ブリティッシュ・コロンビア議事堂を見学。外観は工事中でこれもあまり写真映えのしない様子ですが、中は見学させてもらいました。
その後100kmほど離れたナナイモへ。ナナイモはと多くの公園のある美しい都市です。公園での散策やハイキングをするには絶好の地ですが、今回はあまり時間がないので、ハイキングはできません。ドライブしながらその風景を楽しんだのでした。
May 30, 2023
バンクーバー散策

少し町中を歩いてバンクーバーアートギャラリーへ。そう大きくないミュージアムだったので、ゆっくり楽しむことができました。特に3階部分はカナダで先住民族を取り続けたドキュメンタリー作家アラニス・オボムサウィンの展示をしており、興味深かったです。
みっちりと観光をした訳ではありませんが、バンクーバーの街を楽しんだ1日でした。
May 29, 2023
バンクーバーのベジ丼

バンクーバーでレンタカーを借りて、グロッサリーストアーで水を買ってホテルにチェックインするまでは2時間。結局家を出てからバンクーバーのホテルに入るまで20時間かかった計算になります。
機内食はベジパスタ。そして妹たちはすでに夕食を済ませて私のベジ丼も買っていてくれたので、バンクーバーの最初の食事は豆腐と枝豆が入ったポン酢味の丼でした。フライトの後はさっぱりしていて水分の多いものが嬉しいです。美味でした。
May 27, 2023
「鬼の伝説」最終日

会場では「洗足山の鬼伝説」の映像を流しました。こちらの方もとても好評で、剪画と合わせてお楽しみいただけたようです。この映像はいくつか修正を施した後、サイトにアップいたしますので、ご覧いただければ嬉しいです。
この作品展はこれから鳥取に移り、大村地区公民館を始めとしていくつかの場所で開催いたします。機会がありましたが、是非お運び下さい。
May 26, 2023
洗足山の鬼伝説

以前制作の工程をご紹介した作品です。この物語をシリーズで制作することになり、まるぽさんが鬼、日野さんが鬼が化けた若者と姫、神田さんが動物、そして私が背景を担当することになりました。映像用に個別に画像をスキャンし、その後にまとめたのが7枚の作品です。
人間に化けて姫を訪れるようになった洗足山の孤独な鬼と、姫の悲恋の物語。ちょっと鬼が可哀想な気もしますが、日本の各地に残る鬼の話は、こうした物悲しさが漂うことが多いような気がします。
それぞれ作家のの作風は全く違うので、仕上がった作品は多少の違和感はあります、それでも、映像にして動かすと、それなりに馴染んで見えました。コラボ作品は、作る側にとっても新鮮な発見があります。また機会があったらやってみたいですね。
(「鬼の伝説」出展作品 2023.5.19〜5.27 於:剪画アート&スペース)
May 24, 2023
6月の教室:かもめ

かもめは飛んでいる姿と杭の上に立っている姿の2種類。その形の中に幾何学模様を入れたり、花を入れたり…にぎやかに飾りました。私が作ったサンプルは、ハートだけに色を入れたものでしたが、今日の生徒さんたちは、華やかな色で演出。輪郭も濃紺、青、赤、緑、そしてピンクと、それぞれに個性的です。
デザイン的には、やはり止まっている姿よりも飛んでいる姿の方が好まれるようです。それほど複雑な柄ではないので、大きさを少し変えても面白いかもしれないと思ったのでした。
May 23, 2023
鬼の灯

実際の鬼を描いていない作品を1つご紹介します。ご存知の通り、ホオズキは漢字で鬼灯と書きます。萼に包まれたホオズキの赤い実を灯に、そして果実全体を提灯に見立てて、お盆に先祖が帰ってくる時の提灯の代わりとして飾られることもあります。
ホオズキは剪画に適した素材なので、多くの作家さんがこの繊細な実を描いています。大内さんはその複雑な形のホオズキをいくつも連ね、不思議な空間を描き出しました。中央に鬼の姿を描くかどうか迷ったそうですが、全体の雰囲気を考えてやめたとのこと。確かに何も描かない方が、漆黒の闇の中に何かが潜んでいるような想像を掻き立てるかもしれません。鬼が描かれていない、鬼の住まう空間。その雰囲気を楽しんでみてください。
(「鬼の伝説」出展作品 2023.5.19〜5.27 於:剪画アート&スペース)
May 22, 2023
鬼瓦

鬼は人間の世界で悪さをして、退治されてしまう存在ではありますが、一方その力強さから人間や家などを守るものでもあります。
鬼瓦は、鬼が魔除けに使われている代表的なものでしょう。最近は立派な屋根も減って、鬼瓦を目にする機会も減っているような気がしますが、オーダーメイドであるため、1つ1つ顔付きが違うのも面白いところです。
石川さんは、この鬼瓦の作品を菅谷さんと同時期に同じ資料をもとに制作したそうです。菅谷さんの作品は、鬼瓦を取り出して背景の風景の中に描いてありましたが、石川さんの作品は、中央に鬼瓦がドンと描かれています。その表情がいかつくも、何となく愛嬌があり、とても魅力的。鬼が怖がられながらも、人々に愛されていたことがわかります。そんな鬼の魅力の一面を表現している作品です。
(「鬼の伝説」出展作品 2023.5.19〜5.27 於:剪画アート&スペース)
May 21, 2023
第31回 葛飾の美術家展 終了しました

会場に滞在した時間は短かったのですが、お客様や他の会員の方々とお話する時間が持ててとても楽しかったです。また、先週には剪画のワークショップを開催する機械をいただき、多くの方々にご参加いただきました。こうした交流の場がこれから増えていくといいな…と思っています。
ご来場の皆様、ありがとうございました。
May 20, 2023
鬼の霍乱

ことわざにも「鬼」という言葉は、多く使われています。この作品で描かれているのは「鬼の撹乱」。普段は丈夫な人も、時には病気にかかることがある…という意味に使われます。私はこの撹乱の意味を病気くらいに考えていたのですが、実際は暑気あたりや熱射病のような症状のことだそうです。この絵ではまさにそんな状況を絵にしています。
あまり強そうではなく、優しそうではありますが、それでも角をはやし、牙を持った鬼。その鬼がどうやら暑さでやられたようで、頭に氷袋のようなものを乗せています。その表情と周囲で心配そうに見上げている動物たちの様子がとてもキュート。茶色・紫・緑色を中心にしたシンプルな色使いもこの作品にはピッタリです。
恐ろしげな作品が並ぶ中で、気持ちをほっと和ませてくれる作品です。
(「鬼の伝説」出展作品 2023.5.19〜5.27 於:剪画アート&スペース)
May 19, 2023
女(ひと)が鬼になる

男性の鬼が力が強く、乱暴で、多くの場合退治されてしまうのに対して、能の話の中に出てくる般若は女性の怨念です。六郷さんは、その般若と、般若になる前の橋姫の面を描きました。
鬼になる前の姫の姿と、嫉妬に狂い出した女性の面、そしてついには般若となってしまった女性の面…その表情が醸し出す迫力はなかなかのもので、この作品を飾り付けていた夜は、少し怖くなってきたくらいです。華やかな女性の衣服と波打つ髪、そんな女性的な表現と共に描かれているからこそ、余計にお変化してゆく顔は、恐ろしいものに感じます。六郷産はその恐ろしい般若を鮮やかな色で演出しました。
強く乱暴な鬼と、深い怨念を持った鬼。そんな鬼たちを見比べるのも、なかなかおもしろいと思います。
(「鬼の伝説」出展作品 2023.5.19〜5.27 於:剪画アート&スペース)
May 17, 2023
桃太郎 鬼の目に涙

日本で一番有名な鬼の物語は、多分桃太郎でしょう。桃から生まれた桃太郎が、犬・猿・雉を連れて鬼ヶ島に鬼退治に行くこの物語は、誰もが小さな頃から聞かされてきたのではないでしょうか。昔話の中で退治される鬼は、強いながらも退治されることが多いようです。この鬼が涙を流している理由はわかりませんが、その鬼の姿にはやはり哀愁を感じます。
今回、高橋さんはこの桃太郎の作品を葉っぱから切り出しました。限られた空間からこの絵を切り出しているので、本当に繊細です。泣いている赤鬼の口の中に桃太郎とその一行の姿があるのがわかりますか?
切り抜いた葉は、テクスチャー感のある和紙の上にのせられ、さらにその下には鬼の色である赤のぼかしが入った和紙を敷いてあります。そうした工夫を凝らすことで、全体が存在感のある絵に仕上がっています。
(「鬼の伝説」出展作品 2023.5.19〜5.27 於:剪画アート&スペース)
May 16, 2023
第31回 葛飾の美術展 開催中

今回の美術展は、全体的に明るい絵が多い気がします。やはり世相を反映しているのでしょうか。そしてお客様も何人かでお越しになって、会話を交わしながらゆっくりとご鑑賞下さっていたようです。昨年よりもリラックスした雰囲気が会場に流れていました。
美術展は21日まで開催されます。(最終日は5時まで)お天気の良い日に是非会場まで遊びにいらして下さい。見ごたえのある作品が展示されていますよ〜。
May 15, 2023
鬼住山伝説

“The Legend of Mt. Kizumi” by Harumi Hino
鳥取県西伯郡伯耆町にある鬼住山に伝わる鬼の伝説を元に描いた作品です。田畑を荒らし、人々を困らせる鬼を孝霊天皇が退治に向かいます。その際に神のお告げによって、笹の葉を山のように積み上げると、その笹が鬼の体にまつわりついて鬼を封じました。こうして退治された鬼は北の山を守るようになったとのことです。
真ん中に守り神となった鬼を据え、周囲に笹の葉が絡まった鬼と天皇を配しました。物語の全容を伝えながら、そのクライマックスともなるダイナミックな鬼の動きを描写。しっかりとした黒い輪郭と、背後のナチュラルな和紙の風合いもうまくマッチしています。赤い鬼と黄緑色の配色もそこに華を添えました。
鬼の伝説らしい迫力のある1枚だと思います。
(「鬼の伝説」出展作品 2023.5.19〜5.27 於:剪画アート&スペース)
May 14, 2023
ワークショップ「和紙を使う剪画(切り絵)制作」

図案は「うさぎ」「折り鶴」「紫陽花」「花火」「フクロウ」と4種類。切り抜く和紙、彩色用の和紙、台紙にする色紙を、様々な色合いのものから選んでもらえるように、たくさん会場に持ち込みました。
それぞれのペースで剪画を制作していただき、皆さんに楽しんでいただけたようです。いつもと違った場所で、様々な方に剪画を楽しんでいただけるのは、私にとっても嬉しい体験でした。ご参加の皆様、ありがとうございました。
May 12, 2023
第31回 葛飾の美術家展 搬入

今年は昨年開催された「かつしか若手コンペティション」の入賞作品も展示。その若々しい作品も含めて、全体に今年は明るい感じの作品が多いような気がします。コロナ禍が山場を超えた空気感を反映しているのでしょう。
葛飾の美術家展は5月21日までかつしかシンフォニーヒルズで開催しています。お天気の良い日に是非おでかけ下さい。
葛飾区美術会 https://katsubi.org/
May 11, 2023
働く鬼

作者が書いたコメントがありますのでご紹介します。「奈良に行った時、五重塔の梁をささえる鬼に会いました。仏様に仕える鬼で、顔がごついのにどこかユーモラスで真面目に仕事をしている姿に惹かれました。」
鬼瓦や仏像の台座など、様々なところで私たちは鬼がそれらを支えている姿を見るでしょう。鬼は通常悪役ではありますが、時には人のために働いたり、さらに悪いものから私たちを守ってくれるものでもあります。
戸張さんの描いたこの鬼は、柱をささえて踏ん張る姿に愛嬌があって、見る側もつい頬を緩めてしまいます。背景の五重の塔やお月さまなどを童画のように描いているのも、この鬼にぴったり。絵本の1ページであるかのような、物語性も感じさせてくれます。
こんな鬼だったら、実物に会ってみたいですね。
(「鬼の伝説」出展作品 2023.5.19〜5.27 於:剪画アート&スペース)
May 10, 2023
「鬼の伝説」展 始まりました

会場では8分ほどの「洗足山の鬼伝説」の映像を流しています。今まで、作品を音楽と共に映像に入れて見ていただいたことはあるのですが、ナレーションの入った物語は初挑戦。作家4名がそれぞれのパーツを担当し、まるぽさんがナレーションを入れて動画を完成させてくれました。剪画作品と共に、ご来場の方々にご鑑賞いただいています。
今までとは違った試みをしている「鬼の伝説」展、お散歩のついでに是非お立ち寄り下さい。
(「鬼の伝説」展 2023.5.19〜5.27 於:剪画アート&スペース)
May 08, 2023
鬼の絵が壁にかかると…

干支の龍や蛇は描き方によっては怖くなるのでしょうけれど、縁起物として描かれるので、明るい感じに仕上がります。個別に恐ろしいものを描いた作品はあったと思いますが、壁面にズラリとならぶことはなかったのです。
もちろん今回の作品展では、怖い鬼だけではなく、可愛らいい鬼もいます。むしろ恐ろしい鬼は少ないくらい…。それでも、いつもとちょっと違った強面な感じの作品展。ぜひ多くの方にご覧になっていただきたいと願っています。
(「鬼の伝説」展 2023.5.19〜5.27 於:剪画アート&スペース)
May 07, 2023
「鬼の伝説」展 間近

一方まるぽさんがまとめていた「洗足山の鬼伝説」の映像も届きました。まだもう少し手直ししたいとの事ですが、ギャラリーは水曜日に始まってしまうので、とりあえず会場で流すためのものです。これをDVDに焼き付けていつでも再生できるように準備しました。
まだ作品展示も、作品タイトルの札もできていないので、これから急いで作業をする必要があります。作品展は水曜日から始まります。
(「鬼の伝説」展 2023.5.19〜5.27 於:剪画アート&スペース)
May 06, 2023
石見銀山へ

真っ暗な道は水たまりがずっとある感じで、ビチャビチャと音を立てて進みます。照明はところどころありますが、一度すべての光を消して暗闇を体験する時間もありました。昔の坑夫たちは、この真っ暗な中を貝に入れた菜種油に灯したほのかな光を持ってこの坑道に入ったそうです。そうした当時の状況や、銀の鉱脈のことなど、様々なお話を聞けて、とても面白かったです。
その後町並み地区をしばらく歩きました。思ったほど人は多くなく、のどかな雰囲気。パン屋さんやカフェに寄って、石見銀山を後にしたのでした。
May 05, 2023
錦帯橋と岩国城と

錦帯橋は長さ200メートルにも渡る木造の橋。5つのアーチ状からできている美しい橋です。江戸時代からあるのですが、昭和の時代に流されてしまい、現在の橋は1953年に再建されたものだそうです。
岩国城も江戸時代に建てられたものの築7年で取り壊され、やはり1962年に建てられたとのこと。小さな山城で、石垣は当時の石積みの技術のままに修復されているとのことでした。
再建されたものとは言え、錦帯橋も岩国城も5月の節句に訪れるのにふさわしい伝統的な雰囲気のある観光地ではありました。
May 04, 2023
角島から柳井へ

そこから防府の天満宮へ車を走らせます。そこでは花回廊というイベントが開催されていて、階段に花々が飾られていてとても綺麗でした。
夕方近くになって、柳井に到着。柳井は白壁の続く町並みと、おどけた表情の金魚ちょうちんが有名です。夕方だったので、人も少なくなっていましたが、古い商家を見学したり、明治依頼の蔵で作られている甘露醤油を購入したり…。その町並みを楽しみました。
お天気に恵まれたGWらしい日。でも、明日からは少しお天気が崩れそうです。