November 12, 2019

「干支と縁起物 2020子」展 飾り付け

「干支と縁起物 2020子」展 飾り付け 剪画アート&スペースでの今年最後の作品展が明日から始まります。例年行われている干支をテーマにした作品展です。干支展は他の作品展に比べて作品サイズが小さいのですが、その分作品点数が多く、ギャラリーの壁はギッシリ。カルチャーの生徒さんたちも参加して下さっています。
 この作品展が始まると、いよいよ今年も終盤…という実感が湧いてきます。今年は例年にも増して忙しく、振り返る暇もないくらいバタバタしていました。それでも無事に剪画アートで6つ目の作品展が開催できるのは、本当に嬉しいことです。
 実生活ではあまり好かれていないネズミたちも可愛らしく描かれています。ネズミが好きな方もあまり好きではない方も…是非干支展におでかけ下さいませ。

(「干支と縁起物 2020子」展 2019. 11.13〜12.7 於:剪画アート&スペース)  

Posted by sengaart at 22:59Comments(0)剪画ギャラリーの仕事 


November 10, 2019

年賀状づくりも準備中

191110 剪画教室でカレンダーを作りはじめる頃、年賀状制作の準備も始めます。1回の教室でステンシルシートを切り抜いてプリントすると枚数によっては時間が足りなくなるので、10月のうちにシートを作っておくのです。11月になって年賀状が発売されてから、これらのシートを使って必要な枚数の年賀状をプリントします。
 まずは年賀状のサンプルづくり。カレンダーに使用した干支の図案をシンプルにした後、スポンジ筆で入れてゆく色が混じらないように版を2〜3枚に分けます。実際にプリントしてみて問題がなければ、完成です。
 干支のネズミはグレーを使っても良いのですが、少し華やかにするためにシルバーの絵の具を使用。角度によっては見えにくいものの、光の当たる角度から見ると綺麗に見えます。
 年賀状の季節…やはり1年は早いですね〜!  

Posted by sengaart at 22:59Comments(0)剪画教室など 


November 09, 2019

「干支と縁起物 2020子」展の準備

「干支と縁起物 2020子」展の準備 今日は剪画作家のまるぽさんが教室に来て水曜日から始まる「干支と縁起物 2020子」展で展示する作品の額装をしました。
 6枚の小さな作品を1枚の額の中に納めるので、位置の割り出しも工夫が必要。カッティング時にはマットカッターで斜めの方向が間違わないように、マットが一度で深く切れるように、色々と気を使うポイントがたくさんあります。久々にマットを切ったので、6つの窓を切るというのはかなりハードルが高かったと思いますが、修正しながらもちゃんと完成させることができました。
 自分で額を選び、マットを切って額装する…それなりに大変なのですが、自分の作品をどういうふうに演出するかというのは、とても大事で、また面白い作業でもあるのです。きちんと額装されたまるぽさんの作品、是非ギャラリーで御覧ください。

(「干支と縁起物 2020子」展 2019. 11.13〜12.7 於:剪画アート&スペース http://bit.ly/hc8WTq)  

Posted by sengaart at 19:51Comments(0)剪画ギャラリーの仕事 


November 07, 2019

剪画カレンダー制作

剪画カレンダー制作 毎年剪画教室では、A3サイズのカレンダーを制作しています。カレンダー台紙の上半分の空白部分に剪画を制作して貼り付けます。教室で予め3種類のデザイン用意していますが、最近はご自身でオリジナルの絵柄を描く方も増えてきました。そのうちの何点かは、13日から始まる「干支と縁起物 2020子」展にも出展されます。
 お友達やご家族にプレゼントしたい方はオリジナルを制作し、それを複製して台紙に貼り付けることも…。最近のインクジェットプリンターはクォリティが高いので、複製でもなかなか綺麗です。
 カレンダーの制作が始まると年末が近づいているという実感が湧いてきます。そろそろ年賀状の準備も始まる時期となりました。本当に1年は早いですね。  

Posted by sengaart at 23:48Comments(0)剪画教室など 


November 05, 2019

おばんざいプレート

おばんざいプレート 京都で友人と会う前に少し時間があったので、鴨川沿いにあるVeg Outでランチ。晴れた日で、窓際から見える鴨川の風景はのどかでした。少し前に到着したら、12時から始まるカフェの前には、すでに何人か並んでいました。人気のあるお店のようです。
 オーダーしたおばんざいプレートには野菜の和え物やベジミートの唐揚げ、お豆腐、そして玄米などが美しく並んでいて、さらにスープが付きます。どのおばんざいも玄米に良く合って、しみじみとしたお味。秋の鴨川べりでゆったりとランチを楽しみました。
 このビーガンカフェは朝と夜もオープンしているので、京都に行く機会があったらぜひともまた寄ってみたいと思っています。  

Posted by sengaart at 21:09Comments(0)べジィな食卓 


November 03, 2019

青枢展の講評会

青枢展の講評会 今日の午後は現在剪画作品を出展中の青枢展で講評会がありました。評論家の先生が作品の講評をしてくださるのですが、毎回時間が足りなくなってしまうため、今回は会員以外の方の作品が講評対象となりました。
 青枢展にはアクリル、油絵、日本画、水彩、彫紙(そしてもちろん剪画)など様々なジャンルの作品が出展されています。それぞれの作品の見方が鑑賞者によって変わったり、作者の意図があったりと、自分と違う角度から作品を眺めるのはとても楽しいことです。自分自身の作品の講評はありませんでしたが、2時間の講評会はとても勉強になりました。
 講評会の後は館内のレストランで表彰式と懇親会。作品を通じで多くの方の交流した日となりました。  



November 02, 2019

日帰り京都

日帰り京都 ポーランドとブルガリアでお世話になったリナが京都に遊びにきていたので、日帰りで京都に出かけました。彼女は女性8名のグループで京都を訪れています。
 午後にリナと会って、リナと交流している京都の切り絵作家のモチメさんのアトリエへ…。古い民家を改造した素敵なアトリエです。3人で切絵の話や日本文化の話で盛り上がりました。同じ切絵仲間、国を超えて話すことはたくさんあるのです。
 そのあと京都駅近くまで送ってきてくれたリナとコーヒーを飲みながら、これからのプロジェクトのことなどを話し合います。それほど差し迫ったものではないので、雑談のようにくつろぎながら。あとから考えてみると今日があのプロジェクトの始まりだったね…なんて話ができたら楽しいな…と思っています。
 慌ただしい1日でしたが、実り多き1日となりました。  



November 01, 2019

第46回青枢展始まる

第46回青枢展始まる 今日から第46回青枢展が東京都美術館で始まりました。
 広い会場には大きくて濃密な作品がたくさん並べられているので、私としてはかなり頑張って制作したつもりの90✕90cmのパネル4枚が小さく見えます。
 青枢展の出展作品は、素材も作風もかなり幅があるので、会場に並んでいる作品を見ているだけで大変勉強になります。様々な手法で描かれた作品たちは、表現方法が違うだけに、ならべると作品そのものの特徴が際立ちます。改めて剪画や和紙で描くという手法を見つめ直す機会ともなっています。
 今回の作品展では光栄にも松山庭園美術館賞を頂きました。剪画と和紙という私に与えられた命題をさらに深く追って行きたいと考えています。
 青枢展は8日まで開催しています(最終日は14:00まで)。お近くにお越しの節はお立ち寄り下さいませ。入場無料です。  



October 31, 2019

剪画展「 万葉集」わかさ生涯学習情報館で始まります

剪画展「 万葉集」わかさ生涯学習情報館で始まります 剪画アート&スペース、因幡万葉歴史館で開催された剪画展「万葉集」が、明日からわかさ生涯学習情報館で始まります。
 今年の夏、わかさ生涯学習情報館で万葉集をモチーフとした剪画のワークショップを開催させて頂きました。昨年も麒麟獅子の剪画ワークショップを…。そうしたご縁があるところで、「万葉集」展を開催して頂くのは、とても嬉しいです。
 ほぼ地元産の木材をつかって作られたというこの館は、床にも壁にもふんだんに木材が使われていて、とても心地の良い場所。ご来場の皆様にもゆっくりと剪画を楽しんでいただけることと思います。お近くの方は、ぜひともわかさ生涯学習情報館までお運び下さいませ。作品展は12月8日まで開催予定です。  

Posted by sengaart at 23:23Comments(0)剪画ギャラリーの仕事 


October 30, 2019

10月末の水元公園

10月末の水元公園 お天気が良い日の昼に水元公園へ…。10月は雨が多くあまり秋晴れの日がありませんでした。それでも気温は例年よりも少し高い感じで、晴れた日は暖かく気持ちが良いです。
 公園の奥の方へ歩いていけば、樹々の色付いているかも知れません。が、菖蒲田のあたりは、華やかな彩りはありません。そのかわり真っ青な空と、落ち着いた緑。普段散歩に来る人たちがゆったりと公園の中を歩いています。ことさらに見るものはないものの、水元公園らしい穏やかな日常の風景がありました。
 晴れた日の平日の水元公園。ゆっくりとした時間を感じるには最適です。  

Posted by sengaart at 23:55Comments(0)四季の風景 


October 28, 2019

麒麟獅子の塗り絵たち

麒麟獅子の塗り絵たち 鳥取の砂丘ビジターセンターで麒麟獅子のぬりえ展を開催している…と友人が写真を送ってくれました。以前に4人の作家が作成した麒麟獅子のワークショップ用の図案からぬりえ用に起こしたデータを納品しました。実際にぬりえとして活用されているのを見るのは初めてです。
 剪画のワークショップだと参加する方の年齢や、揃える用具、場所など開催できる状況が制限されてしまいます。が、ぬりえだと小さなお子さんから参加できますし、色鉛筆やクレヨンがあれば気軽に制作してもらえます。こんな風に多くの方にご活用いただけるのは嬉しいですね。
 いつか機会があったら、様々な色に塗り分けられたぬりえの実物を見てみたいと思っています。  



October 27, 2019

貼り込み…そして完成

貼り込み…そして完成 11月1日から始まる青枢展の出展作品制作の最終工程。今まで切り抜いてきたパーツを4枚のパネルに貼り込みます。
 多分これくらいの量があればだいじょうぶだろう…という見当をつけて、様々なパーツを制作するのですが、最終的な色合いやの組み合わせがうまくゆくかどうかは、絵を完成させるまではわからないのです。
 今回は下地の上に落水紙や植物をすき込んだ和紙などテクスチャー感のある和紙を数カ所に貼り込みました。いらない部分を切り抜いたり、他の部分と交換したり…調整しながらパーツの位置を決めていきます。ギャラリーの床の上にかがみ込んで作業をしていたので、ちょっと腰が痛くなりました。
 無事に作品を完成させて梱包。搬入までに間に合って良かったです。青枢展は今週の金曜日から始まります。お近くにお越しの節は是非お立ち寄り下さいませ。入場無料です。

(「第46回青枢展」 2019. 11.1〜11.8・5日休館・最終日14:30まで 於:東京都美術館)  



October 26, 2019

ご来廊ありがとうございました

ご来廊ありがとうございました 本日「青は藍より出でて藍より青し」展が無事に最終日を迎えました。台風が東京にやってきたり、強い風や雨が続いたり…本来なら秋晴れが多い10月にしては快晴の日が少なかったように思います。そんな中、わざわざギャラリーまでお越しくださったお客様には、心より感謝いたします。
 今回の作品展では、テーマや内容に興味を寄せてくださった方が多く、普段よりもご来場の方々と多くのお話ができました。実際に藍の染体験に出かけられたり、文化的な背景に興味を持った方…そんな体験を伺いながら、話がはずみました。ギャラリーがそんな場となってゆくのはとても楽しいことです。
 もちろん普段通り気軽に立ち寄ってくださった方も…。こうしたお客様との対話がギャラリーの日々を積み上げていってくれます。広く、そして深く…剪画を通じた交流が拡大してゆくのを感じた作品展でした。  

Posted by sengaart at 22:25Comments(0)剪画ギャラリーの仕事 


October 25, 2019

ハロウィーンのおやつ

ハロウィーンのおやつ 数年前までハロウィーンに近い日曜日にギャラリーでパーティを開催していたのですが、作品展の日程が重なるようになってやめました。アメリカでは子どもたちのためにお菓子を用意していたものの、日本ではごく最近の流行りものなので、パーティをやめてもあまり残念感はないのです。
 が、この時期、お店に並んでいるハロウィーン用のお菓子は楽しめます。昨日頂いたチョコもハロウィーン仕様。宇治玉露やニュージーランド産ボインセンベリーをベルチーチョコと合わせてコーティングしたプレミアムムギチョコです。
 大人も楽しめるハロウィーンのおやつなのでした。  

Posted by sengaart at 23:50Comments(0)べジィな食卓 


October 24, 2019

transformation - 変換 -

transformation - 変換 -小野寺 マヤノ 作 480×388mm

 阿波の藍染の和紙、5枚目を使ってこの作品を作らせて頂きました。蓼科の藍の葉から実際に布や和紙を染めるまでには、多くの時間と手順がかかります。
 藍の葉を乾燥させ、発酵させてすくもを作り、藍瓶の中で藍を建て、その中に布や和紙を浸した後、空気に晒して酸化させることによって青く発色させます。藍植物に含まれる成分を加水分解し、酸化させるという工程の繰り返し…。そんな藍の葉と、発酵の様子をイメージして制作した作品です。
 深く染められた藍色の和紙、浅く染まった水色の和紙、それに竹の繊維を含んだ黄色味を帯びた和紙を組み合わせて全体の色味を少し柔らかめに表現しました。
 時間をかけて行われる準備、化学的な変換、そして変容。この長い工程に、人が転機を迎えて変わってゆく時の様子を見るような気がしています。

(「青は藍より出でて藍より青し」出展作品 2019. 10.9〜10.26 於:剪画アート&スペース)  

Posted by sengaart at 23:14Comments(0)剪画作品紹介 


October 23, 2019

晴れの日のギャラリー

晴れの日のギャラリー 「青は藍より出でて藍より青し」展の1日めは晴天で多くのお客様がご来廊。その週の土曜日は大型台風が来るのがわかっていたので、皆さん初日に訪ねてくださったのです。2周めにあたる先週は台風後で小雨か曇りだったので、お客様が少なめでした。
 そして3週目の今日は晴天。明日からまた雨になりそうなので、今日はたくさんのお客様がお見えになりました。こんなに来客数が日によって違うのは初めてかも知れません。
 次回の剪画展の搬入にいらした作家さん、近くにお住まいの常連のお客様、作家さんの生徒さんたち…ほとんどの方々が3時までの間に訪ねて来てくださったので、ギャラリーは少し混み合いました。が、お客様同士の会話もはずみ、交流の場ともなったのではないかと思います。
 明日からは雨ですが…作品展はあと3日間です。是非お運び下さいませ。

(「青は藍より出でて藍より青し」展 2019. 10.9〜10.26 於:剪画アート&スペース)  

Posted by sengaart at 21:05Comments(0)剪画ギャラリーの仕事 


October 21, 2019

休みの日のギャラリー

休みの日のギャラリー ギャラリーが休みの日は教室を開催したり、次の作品展の準備をしたり…事務作業を含めてやることや山ほどあります。今月末にかけては作品展に出展する作品を制作中。
 いつもギャラリーで飾る作品と違って面積が大きいので、パネルに和紙を貼るだけでもひと仕事です。アトリエの机の上だけではスペースが足らず、ギャラリーの床も使用。床をきれいに拭いて作業スペースにします。こういう作業は、やはりお休みの時でないとできないですね。
 とはいえ、水曜日にギャラリーが始まるまでには、元通りに片付けます。お休みの日のギャラリーは貴重なスペースでもあるのでした。  

Posted by sengaart at 23:31Comments(0)剪画ギャラリーの仕事 


October 20, 2019

ハーナウからのお客様

ハーナウからのお客様 2017年2月に鳥取市の方たちと市の姉妹都市であるドイツのハーナウに行って剪画展示とワークショップをさせて頂きました。その時にお世話になった月美さんが日本に一時帰国。ギャラリーに遊びに来て下さいました。
 一緒にハーナウに伺った南館さんと共に近くのナカムラさんでランチ。ナカムラさんでは今、鳥取の和紙を使った私の作品を飾ってあるので、こちらも見ていただきました。久しぶりにお目にかかりましたが、ドイツでの生活のことや、交流のことなど話が尽きません。本当に楽しいひとときを過ごさせて頂きました。
 ちょうど1週間前、やはりハーナウでお目にかかったアレクサンダー君が友人を連れて来日していたので、我が家で一緒にBBQをしたところ。この時も様々な話がはずみ、楽しい時間を過ごしました。こうしたご縁が広がってゆくのは、本当に楽しいことです。ギャラリーを訪ねてくださったハーナウの方々に感謝。また次にお目にかかる機会を楽しみにしています。
  

Posted by sengaart at 20:18Comments(0)剪画ギャラリーの仕事 


October 19, 2019

2週目のギャラリー

2週目のギャラリー 先週は台風が吹き荒れていた…と考えると、この1週間はとても早かったような気がします。「青は藍より出でて藍より青し」展の2週目は、お天気がそれほど良くなかったためもあって、少しスローな感じでした。
 が、ご来廊くださったお客様は、藍染ツアーに参加されたことがある方や藍色が好きで作品展を楽しみにしてしてくださった方など、藍に対する思い入れのある方が多く、ギャラリーでの話もはずみました。そういう意味ではとても印象深い週でした。
 この作品展も残るところ1週間。伝統的な手法で染められた美しい藍染の和紙とその作品を是非鑑賞して下さいませ。

(「青は藍より出でて藍より青し」展 2019. 10.9〜10.26 於:剪画アート&スペース
  

Posted by sengaart at 21:47Comments(0)剪画ギャラリーの仕事 


October 17, 2019

華唐草

華唐草南舘 千晶 作 480×390mm

 藍染の和紙に一番大胆にナイフの刃を入れたのが南館さんです。牡丹と唐草を画面全体に配置し、ところどころに花喰い鳥をあしらいました。唐草や花喰い鳥の長い尾は、南館さんらしい流れるような曲線で描かれています。
 基本的に一枚の紙を切り出しているため、落ち着いた藍色の上に金箔を散らし、華やかな雰囲気を演出。写真ではわかりにくいのですが、背後に配した白い和紙も、皺が入っていて立体感あるものです。
 藍色の紙で描かれた優美な華唐草。味わい深い作品です。

(「青は藍より出でて藍より青し」出展作品 2019. 10.9〜10.26 於:剪画アート&スペース
  

Posted by sengaart at 22:37Comments(0)剪画作品紹介 


October 16, 2019

藍とオオルリ(蓼藍)・藍とオオルリ(木藍)

藍とオオルリ(蓼藍)日野 晴美 作 485×328mm

 日本の藍染に使う草は蓼科の植物。徳島で染められた藍の和紙に日野さんが描いたのが、細長い葉に小さな花を付けている蓼科の藍です。
 一方、インドやインドネシアで使う藍は、マメ科の植物なのだそうです。もう一枚の作品の紙は友人がインドネシアで染めてきてくれた和紙。もともと布を染める工房で染めたため、和紙には皺が入ってしまい、色むらも出ています。が、それが良い風情にもなっているので、日野さんはこの和紙を使ってマメ科の藍の植物を描きました。
 どちらも背景の藍色が、緑の葉と青いオオルリと好対照となって深い趣を醸し出しています。藍という植物から生まれる色の力と魅力を十分にを感じさせてくれる作品です。

(「青は藍より出でて藍より青し」出展作品 2019. 10.9〜10.26 於:剪画アート&スペース)  

Posted by sengaart at 23:06Comments(0)剪画作品紹介 


October 15, 2019

嵐の後にカレーを食べて

嵐の後にカレーを食べて 土曜日の夜は台風で…それでも葛飾区は何とか浸水を免れ、少しほっとしています。全国に広がった大きな被害を考えるとあまり喜ぶ気にもなりませんが…。
 月曜日は休日だったので、久しぶりに八潮までパキスタンカレーを食べに行きました。柔らかくなるまで煮込んだカリフラワーのカレーと、ナスのカレー、どちらも美味。そしてここのローティはパリパリとしていて抜群においしいのです。
 一難去ったあとのカレーは、スパイスが効いていて、滋味あふれる味がしました。ほっとした時に甘い物を食べるのも幸せではありますが、スパイシーなものを食べるのもなかなか良いものだなぁ…と思ったのでした。  

Posted by sengaart at 23:33Comments(0)べジィな食卓 


October 11, 2019

愛は愛より出でて愛より愛し

愛は愛より出でて愛より愛し菅谷 順啓 作 325×480mm

 菅谷さんが藍染めの和紙を使って制作したのがこの作品です。背景に藍色の和紙を使い、その上に黒い和紙を切り抜いた輪郭と、ムラ染で薄く染めた和紙をあしらっています。そしてそれらの中心に位置しているのは、合掌する白い手。落ち着いた藍の色合いの中で、浮き出ているかのようです。
 菅谷さんらしくどのラインもスッキリとして優美。よどみない線が黒、藍、水色、白、それぞれの色の和紙を違和感なく調和させています。
 愛を藍に託して描いた菅谷作品、その美しい色合いと形を、是非オリジナルを見て楽しんで下さい。

(「青は藍より出でて藍より青し」出展作品 2019. 10.9〜10.26 於:剪画アート&スペース)  

Posted by sengaart at 23:06Comments(0)剪画作品紹介 


October 10, 2019

怪物は人より出づ

怪物は人より出づ吉田 健嗣 作 490×390mm

 藍染の阿波和紙と因州和紙を使って制作された作品です。藍染の和紙を台紙として、素材感のある薄い和紙を重ねることで2段階の濃さを作りだし、それによって陰影のある手の形を描いています。輪郭線で描く剪画が多い中で、2つの濃淡が生み出す面で存在感をとらえたこの作品は、立体的に浮かび上がるように見えます。
 この作品が制作された意図については、作者本人がコメントを入れていますので、参考にしていただければ…と思います。
 「今回の作品は小説『フランケンシュタイン』(メアリー・シェリー作/1818年)と戯曲『R.U.R』(カレル・チャペック作/1920年)から着想を得ました。どちらも、創造主(人間)によって造られた被造物(怪物/ロボット)が創造主を脅かす存在になってしまう物語です。
 『フランケンシュタイン』では科学者フランケンシュタインと怪物は破滅的な結末を迎えますが、一方『R.U.R』では、世界最後の人間となった老人が、ロボットに「愛」と「生命」を見出し、祝福と希望を持って送り出します。
 人間が創造し生み出したものは、それ自体は無垢なものですが、生まれた理由や育つプロセスなど、我々人間や環境(社会)次第ではそれが怪物にも希望にもなりうる事を示唆してくれています。」

(「青は藍より出でて藍より青し」出展作品 2019. 10.9〜10.26 於:剪画アート&スペース)  

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October 09, 2019

「青は藍より出でて藍より青し」展始まりました

「青は藍より出でて藍より青し」展始まりました 今日から藍をテーマにした剪画展が始まりました。
 昨年ギャラリーを訪れた方から美しい藍染の和紙を頂きました。40年くらい前に漉かれた5枚の和紙は、様々な濃さの藍色で染められていました。今回の作品展では、5名の剪画作家がこの和紙を使って作品を展示しています。
 その他にも藍染の布そのものをモチーフとしたもの、藍色や青色をテーマにして女性や蝶を切り抜いたもの、「青は藍より出でて藍より青し」ということわざを元にして描いた作品…と様々なアプローチで制作された剪画を展示しています。
 今週末が激しい台風になることがわかっているためか、初日の今日はいつもより多くのお客様がお見えになりました。作品をきっかけに藍染や色に関する話題で話がはずみます。こうした機会に広がってゆく会話はとても楽しく、充実した時間です。
 「青は藍より出でて藍より青し」展、お時間のある方は是非遊びにいらして下さい。

(「青は藍より出でて藍より青し」展 2019. 10.9〜10.26 於:剪画アート&スペース http://bit.ly/hc8WTq)  

Posted by sengaart at 22:00Comments(0)剪画ギャラリーの仕事