November 11, 2025

干支展の準備

干支展の準備 シンフォニーヒルズでは葛飾区美術会の秋季展を開催中ですが、剪画アート&スペースでは来週から始まる干支展の準備中です。
 来年の干支は馬。白馬やペガサスや、馬の郷土玩具など様々な馬の作品が集まりました。今年の干支である蛇に比べると比較的表現しやすかったのではないかと思います。他の絵とよりもバラエティに富んでいる絵柄が多く揃いました。
 現在はそれらを額装したり、パンフレットを制作したりと準備を進めています。長かった夏が終わってから、秋を感じる暇もなく、すでに干支…。何となく季節をすっ飛ばしてしまった感もありますが、少しずつ寒くなってきたので季節が移り変わって行くのは感じます。干支展は19日から始まります。ぜひギャラリーに遊びにいらして下さいね。

(「干支2026午+縁起物+クリスマス」出展作品  2025.11.19〜12.13 於:剪画アート&スペース)  

Posted by sengaart at 19:47Comments(0)剪画ギャラリーの仕事 


November 09, 2025

葛飾区美術会 2025秋季展

葛飾区美術会 2025秋季展 今日は葛飾区美術会の秋季展の初日で、朝から作品を搬入しましたが、あいにくの雨でした。それでも予定通り会員たちは集合して展示を始め、午前中にはほぼ作業を終えました。秋季展は5月に行われる「葛飾の美術家展」に比べると小品が多く、その分作品数も多くなります。展示が完了するまでどんな作品展になるかわからないのですが、大小様々な作品が集まり、全体的にはバランスの良い展示になったと思います。
 今回は会場を5日間しか押さえることができなかったため、期間の短い作品展となりますが、とても面白い展示となっています。私と日野さんはそれぞれ剪画を2点ずつ出展しています。お時間のある方はぜひかつしかシンフォニーヒルズのギャラリーにお立ち寄り下さい。作品展は10時から17時まで、最終日の13日は16時まで開催しています。  

Posted by sengaart at 19:49Comments(0)Art etc … 


November 07, 2025

ブルガリアで切り絵展開催中

ブルガリアで切り絵展開催中 毎年行われているブルガリアのソフィアでの切り絵展の写真が送られてきました。例年はアニーさんが開催しているのですが、今年彼女は北海道に留学中なのです。そのため、彼女の生徒さんたちが展示を取り仕切って下さいました。
 今年のテーマは「神話と伝説」だったため、昨年や一昨年に比べると日本の作品数は少なかったのです。そのため、私が30年以上も前にニューヨークで学校の課題のために制作した「かぐや姫」の連作6点も加えました。
 日本から送った作品は、絵柄の背景となる物語がわからないと楽しめないかなと思い、それぞれにストーリーを英訳して送ったのですが、それらもちゃんとブルガリア語に直されて展示して下さっているようです。
 広い会場には多くの作品が展示され、ブルガリアの作家さんたちの健闘が伺えます。中には剪画アート&スペースにいつも作品を寄せてくださっている方も…。会場に直接伺えないのは残念ですが、写真でその雰囲気を楽しませていただきました。こうした交流は末長く続けて行きたいと思っています。
 作品展は11月29日まで開催中です。  

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November 04, 2025

干支カレンダー

干支カレンダー 今年も教室用の干支カレンダーを制作しました。来年の干支の馬をモチーフにして、A3サイズの台紙に剪画を貼って完成させます。
 サンプルは少し時間がかかるものとそれほど時間をかけずに作れるものを用意。初心者用には図柄を少し大きくしたり、使う色を少なめにして、作りやすくしました。実際に教室で作っていただくと、カッティングにはどの図案もそれほど時間がかかりませんでした。が、色を工夫して試していると、あっという間に時が経ってしまいます。
 11月から12月にかけての教室はこのカレンダーと年賀状作りが主要なテーマとなっています。通常の生徒さんだけではなく、年に1回お見えになる方も…。いずれにせよ楽しみながら作っていただければ嬉しいですね。
  

Posted by sengaart at 21:04Comments(2)剪画教室など 


November 03, 2025

剪画はがき制作キット:干支午

剪画はがき制作キット:干支午 数年前から販売している剪画はがき制作キット、今年も剪画作家さんたちのご協力を得て、7種類のセットが出来上がりました。シンプルで簡単にできるものから、少し時間をかけて制作するものまで…3種類の図案と材料が1セットの中に入っています。(難易度が過ぎるものはありません。)
 毎年買って下さるお客様の中には、図案を縮小して、かなり細かい剪画を作られる方もいらっしゃいます。1セット購入して試しに作ってみて、あとは材料を買い足して30枚ほど年賀状用に剪画を切る方や、年賀状を出す数が少なくなってきたので、その分手作りのものをお送りしたいとおっしゃる方も…。
 馬の絵柄は比較的可愛らしいものが多く、楽しみながら制作していただけることと思います。次の干支展でも販売しておりますので、ぜひ手に取ってみて下さいね。  



November 01, 2025

「漆黒」展 無事終了です

「漆黒」展 無事終了です 4週間の間開催していた剪画展「漆黒」は、おかげさまで本日無事に終了いたしました。今回の作品展はテーマが黒という色だけあって、比較的落ち着いたトーンの作品が並んでいました。それでも、新聞の情報欄に掲載していただいたこともあって、多くの方々にお越しいただきました。特に最後の週は新聞を見ていらして下さった初めてのお客様が多かったです。また、涼しくなった…ということで、久しぶりにご来廊下さった方もいらっしゃいました。漆黒というタイトルに惹かれたという方も…。ありがたいことに比較的切れ目なくお客様をお迎えしていた4週間でした。
 会場では作品の感想はもちろん、水元公園のカラスのことから、気候変動のこと、地元の話題など多くの会話が交わされました。お客様同士で自然に会話がはずみこともあって、なかなか良い雰囲気の秋のギャラリーでした。
 次の作品展は今年最後となります「干支2026午+縁起物+クリスマス」展で、11月19日から始まります。こちらの方もどうぞよろしくお願いいたします。

(「干支2026午+縁起物+クリスマス」展  2025.11.19〜12.13 於:剪画アート&スペース)  

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October 31, 2025

黒梅崎 ゆう 作 242×272mm
The Black” by Yuu Umezaki

 今回の「漆黒」展は黒という色がテーマで、黒蝶や黒豹、カラスや闇夜などが描かれた作品が並んでいます。が、ちょっと趣を異にして色を分解して表現したのがこの梅崎さんの作品です。
 写真ではわかりにくいのですが、白い台紙の上に切り抜かれた茶色い和紙を置き、その上に、赤、黄、青のセロファンが貼り合わされています。色の三原色を合わせると黒になる…という法則を表現していますが、実際に黒い色を作ることよりも、それぞれの形が微妙に組み合わせってハーモニーを作り出す…という絵全体の構成に気を配ったそうです。
 ちょっと揺らいでいるような形、光沢のあるセロファンの色、その色の重なり合い…小さいながら活力を感じさせてくれる作品です。

(「漆黒」出展作品  2025.10.8〜11.1 於:剪画アート&スペース)  

Posted by sengaart at 20:13Comments(0)剪画作品紹介 


October 29, 2025

黒い山手線

黒い山手線石野 千鶴子 作 242×272mm
“The Black Yamanote Line” by Chizuko Ishino

 この作品に関しては石野さんがコメントを寄せているので、そのまま掲載します。
 「鉄道開業150周年を記念して2022年にJR東日本とNetflixがコラボして運行された広告貸切電車です。1編成しかなく、運行されない日もあって、出会えるとはラッキーでした。当時電車が大好きな孫と外出し、偶然運行していることを知って駅を移動し、ホームの先端で待っていました。電車到着と同時に運転手さんが手招きしました。急いで近づくと、孫にカードをくれました。とてもびっくりしたのと、うれしかったことを覚えています。」
 色味の違った黒とグレーの組み合わせの画面の中に赤い文字が良く映えます。そこに秋のコスモスをあしらったところが、石野さんらしい絵作りだと思います。黒という色で思い出す、お孫さんとの体験。そんな思いのこもった素敵な作品です。

(「漆黒」出展作品  2025.10.8〜11.1 於:剪画アート&スペース)  

Posted by sengaart at 20:50Comments(0)剪画作品紹介 


October 28, 2025

ビーガン・ランチ

ビーガン・ランチ 上野の都美術館で友人と作品展を見たあとで、駅の反対側にあるGuruatsuというお店でランチ。お豆腐マフィンや豆乳スコーンのお店ですが、ランチにはビーガンの定食を提供しています。
 定食は1種類で、野菜料理が山盛り乗っていました。少しずつ盛られたお惣菜は、それぞれに味が違っていて美味。そして野菜の食感がしっかりと残っているので、味は決して濃くないのですが、食べ応えがありました。
 満足感の高いランチ。お腹いっぱいになってしまってデザートは食べられませんでしたが、そのうちまた食べに行きたいと思っています。最近都内にもビーガン対応のお店が増えたのは、本当に嬉しいです。  

Posted by sengaart at 21:15Comments(0)べジィな食卓 


October 26, 2025

グルテンフリーなお好み焼き

グルテンフリーなお好み焼き 家の近くでグルテンフリーで動物性原材料不使用と書いてあるお好み焼き粉を見つけたので購入。小麦粉の代わりに米粉を使い、チックピー粉末、馬鈴薯でん粉、昆布パウダーなどが入っています。
 いつもと同じ材料を入れて焼いてみました。かけたソースはOTAFULIの野菜と果実のお好みソースで、動物性由来のものや、小麦、乳製品などのアレルギー材料が入っていないものです。
 お好み焼きは小麦粉で焼いたものと見た目は同じですが、食感は全く違いました。生地が柔らかく、どちらかというとお餅のような感じです。それでもキャベツやキノコ類、ソースやベジマヨとマッチして美味でした。ちょっとソースが甘すぎる感じではありましたが…。
 最近はさまざまなアレルギー対応の食材が売られています。色々と試してみるのも、楽しいです。  

Posted by sengaart at 21:06Comments(0)べジィな食卓 


October 25, 2025

ガンジス川のカレー

ガンジス川のカレー ギャラリーが終わってから近くのショッピングモール マークイズへ。買い物には来たことはありますが、ここのフードコートで食べるのは初めてです。ここにはガンジス川というインド料理展があって、ベジタブルカレーをオーダーしました。とりあえずベジタリアン仕様のメニューがあって満足。カレーは安くはありませんでしたが、高くもなく、コクがあって美味しかったです。
 フードコートの中は子供連れ専用シートや、低めの椅子を集めたところがあって、ファミリー向けの空間作りを心がけているのがわかります。奥には畳のスペースもありました。居心地の良いフードコートが近くにできて良かったです。  

Posted by sengaart at 21:17Comments(0)べジィな食卓 


October 24, 2025

漆黒=宇宙

漆黒=宇宙戸張 禮子 作 210×297mm
“Pitch Black - The Space” by Reiko Tobari

 漆黒という言葉から戸張さんが思い浮かべたのは宇宙だそうです。果てしなく続く漆黒の闇、その宇宙の中に浮かぶ星々、そして人工衛星。映像では見たことがありますが、まだまだ実際には遠い世界です。それでもあと数年もすれば、気軽に宇宙旅行ができる時代が来るかもしれません。宇宙の漆黒の闇は、さまざまな想像を掻き立ててくれる世界でもあります。
 そして戸張さんは、コメントをこの絵に書き添えています。宇宙の中に人類が歩み出している今、できればできれば人類の明日のために、争わず協力し合って挑んでいってほしい…と。戸張さんの人類と宇宙にこめた願いを描いた素敵な作品です。

(「漆黒」出展作品  2025.10.8〜11.1 於:剪画アート&スペース)  

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October 20, 2025

瞑想

瞑想大内 美佐子 作 260×350mm
“Meditation” by Misako Ouchi

 大内さんは「漆黒」というテーマからこの作品を制作してくれました。物理的な色だけでなく、精神的な黒を表現した作品です。漆黒の闇の中で静かに座り、瞑想をする人影。座っているのは心模様を表現するかのような、複雑な模様の蓮華の花の上です。そして背景には般若心経が彫り込まれています。
 そう大きくない面積の中にこれだけの文字を書き入れるのは大変だと思うのですが、それをさらに繊細な線でカッティングしてあります。背後に貼ったのが雲龍紙であるため、紙の繊維が少し文字を遮断して読みにくくしてしまっていますが、それがかえって掠れた文字のようで風情があるという意見もあります。
 この絵の前でしばらく佇んでいる方もいらっしゃいました。漆黒の闇の中、瞑想する人は何を見つめているのでしょうか。深く心を揺さぶられる作品です。

(「漆黒」出展作品  2025.10.8〜11.1 於:剪画アート&スペース)  

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October 19, 2025

女・豹

女・豹六郷 もと 作 280×420mm
“The Leopardess” by Moto Rokugo

 黒がテーマの作品展とあって、黒猫の作品が出てくるかな…と思ったのですが、、猫よりも大きな黒豹の作品が出展されました。六郷さんはいつも左右対称の女性が描かれた作品を2点出展してくれるのですが、今回は3点あります。
 六郷さんは、黒という強い色に対して、強い印象のあるものを…と考えたそうです。しかも自分らしい個性と、見る側にはっきりとした印象を残せる作品…ということで、試行錯誤しながら、これらの作品を作ってくれました。こちらを見据える豹とそれに負けないくらい強い眼差しの女性。この絵が3枚並ぶと、向こう側から凝視されているようで、思わずドキッとしてしまいます。
 それでいて豹の毛皮や周囲の模様に施されているのは繊細なカッティング。また、それぞれが違った色彩でニュアンスを変えているのも面白いです。この迫力のある作品、ぜひ実物を見て下さいね。

(「漆黒」出展作品  2025.10.8〜11.1 於:剪画アート&スペース)  

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October 18, 2025

今週のギャラリー

今週のギャラリー 剪画展「漆黒」が始まって、2周目が終わりました。9月と比べると涼しくなって、ずっと過ごしやすくなってきた10月。お天気の良い日は多くの方々がお越し下さいました。ところどころ雨の日もあったのですが、それでも少しずつご来廊の方がいらして、ギャラリーでの会話がはずみました。長い夏がようやく終わり、ギャラリーシーズン到来です。
 今回の漆黒展は黒がテーマだけあって、秋らしく静かな感じの展示になっています。そんな中、絵の一つ一つについて交わす会話は、話し手のさまざまな思い出や感想が織り込まれてとても楽しいものです。水元公園のカラスの話になったり、宇宙の会話が続いたり、秋の作品展の情報交換などもあります。
 漆黒展はあと2週間続きます。気持ちの良い日にぜひお散歩にいらして下さい。

(「漆黒」展  2025.10.8〜11.1 於:剪画アート&スペース)  

Posted by sengaart at 20:50Comments(0)剪画ギャラリーの仕事 


October 15, 2025

影トドロワ プロレチナ 作 165×190mm
“Shadow” by Proletina Todorova

 もう1点、ブルガリアから送られてきた作品をご紹介します。トドロワさんは、今回2点の作品を出展してくださっています。もう1点は日本の漆器を描いたもの。この作品も漆器を描いた作品も、金色の台紙に黒い紙を切り抜いて貼り合わせています。
 黒い木陰、あしらわれた花や実、そして影にチラチラと走る幾何学的な模様…。そうした要素が渾然一体となって不思議な世界を創出しました。そしてその影から飛び出すかのように羽を広げている1羽の鳥…。これらが何を表現しているのかはトドロワさんに聞いてみなくてはわからないのですが、それでもこの世界に惹かれていきます。
 黒く塗りつぶされた影と、動きを感じる鳥や木々。そこからこの絵を観る側が物語を連想するかも知れません。そんな可能性を感じさせてくれる楽しい作品です。

(「漆黒」出展作品  2025.10.8〜11.1 於:剪画アート&スペース)  

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October 14, 2025

黄昏

黄昏ツァンコワ リュブカ 作 285×200mm
twilight” by Tsankova Lyubka

 もう一つカラスの作品をご紹介。ブルガリアから作品を送ってくれたツァンコワさんの作品です。ヨーロッパのカラスと日本のカラスは近い種類のものもいるようですが、少し違った種もいるそうです。日本のカラスを見慣れた私たちからは、この作品のカラスは少し嘴が小さめでスマートに見えます。
 それでも向こうに見える森や群れをなすカラス、どんよりとした空を見て、日本の田舎の風景を思い出す人も多いのではないでしょうか?木の枝に止まるツヤツヤとした漆黒の翼を持つカラスたち。その表情は日本の都市に生息するカラスたちよりものんびりと寛いでいるようにも見えます。どこか懐かしさを感じさせてくれる心温まる作品です。

(「漆黒」出展作品  2025.10.8〜11.1 於:剪画アート&スペース)  

Posted by sengaart at 20:18Comments(0)剪画作品紹介 


October 12, 2025

秋の水元公園

秋の水元公園 ようやく雨も上がったので、水元公園を散歩。出かけた時は曇っていましたが、薄陽が刺してくると結構暑く感じます。先日咲いていた彼岸花はもうすっかり終わり、公園の中は秋らしい気配がやってきていました。
 池の周りの枯れた草、風に戦ぐ稲科の雑草、魚釣りのおじさんの横で待っている鷺の姿、ベンチでくつろぐ散歩中の人々…。暑くもなく、寒くもない秋らしい休日。イチョウの葉はまだ色づいていませんが、この時期は公園に出かける度に風景が違ってきます。冬枯れになるまでは、様々なシーンを楽しむことができると思います。
 ギャラリーの「漆黒」展も11月1日までやっていますので、のんびりとしたお散歩に是非お立ち寄りください。

(「漆黒」展  2025.10.8〜11.1 於:剪画アート&スペース)  

Posted by sengaart at 20:47Comments(0)四季の風景 


October 11, 2025

烏(からす)

烏吉川 結夢 作 170×245mm
“Crow” by Yuu Yoahikawa

 真っ黒なカラス。その大きな嘴、黒光りする羽、空を仰ぐ姿…まさに漆黒の鳥です。吉川さんはシンプルなフォルムを力強く描き、羽や嘴に黒光りするラインを入れ、背景に墨染めの和紙を配置して、この作品を完成しました。
 ギャラリーを訪れたお客様も、カラスに頭をどつかれたり、食べ物を狙われたり…という体験談を語ってくれます。人間に近いところに暮らしながら、ちょっと恐ろしげなイメージもあるのがカラスではないでしょうか。
 吉川さんの描いたカラスは、そんな威圧感を持ちながらも、どこかユーモラスな感じがします。全体のバランスと画面いっぱいに広がるレイアウトのせいかも知れません。絵本の中に出てきそうな漆黒のカラス、小さな作品ですが、オリジナルを見てこの存在感を感じていただきたい作品です。

(「漆黒」出展作品  2025.10.8〜11.1 於:剪画アート&スペース)  

Posted by sengaart at 20:37Comments(0)剪画作品紹介 


October 09, 2025

瑞蝶 <黒アゲハ蝶> I

瑞蝶 <黒アゲハ蝶> I日野 晴美 作 210×297mm
Auspicious Butterfly - Swallowtail Butterfly I

 漆黒の黒アゲハ蝶。黒という神秘的な色合いから「神の使い」とも言われているそうです。黒い色はともすれば不吉な色と見なされることもありますが、その格調の高さによって、神聖なものを意味することもあります。
 日野さんは今回黒アゲハ蝶を描いた4点の作品を出展しています。背景の色を変えたり、多くの蝶を画面に配置したり、背景に彼岸花を描いたり…それぞれに優雅で美しい作品に仕上がりました。同じ蝶を描いても全く違った仕上がりとなっているのを、見比べながら見てください。
 組み合わせる色によって全く違う表情を見せる黒。ギャラリーで様々な黒をお楽しみ頂けたら…と思っています。

(「漆黒」出展作品  2025.10.8〜11.1 於:剪画アート&スペース)  

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October 08, 2025

「漆黒」展初日

251008a 剪画アート&スペースでは、今日から秋の作品展「漆黒」が始まりました。台風が近づいていものの雨もなく、まずまずの滑り出し。お客様はボチボチとお見えになっています。
 今回の作品数は25点。黒というタイトルは難しいのか、他の色に比べると作品数は少ないのですが、大きめの作品が揃って、ギャラリーの壁はしっかりと埋まりました。
 黒がテーマだとやはり華やかな感じにはならず、落ち着いた雰囲気に…。モノトーンの作品が多くなるかも…という予想に反して、黒と赤や金色、紫といった他の様々な色との組み合わせが並びました。黒と同時に使うと、他の色もその特徴がはっきりして綺麗に見えます。
 ギャラリーの外ではススキが穂を広げ、萩の花が咲いています。秋のお散歩にぜひお立ち寄りくださいませ。

(「漆黒」展  2025.10.8〜11.1 於:剪画アート&スペース)  

Posted by sengaart at 20:39Comments(0)剪画ギャラリーの仕事 


October 07, 2025

「漆黒」展 準備中

「漆黒」展  準備中 明日から始まる剪画展「漆黒」、準備も大詰めに入っています。昨日日野さんに手伝ってもらって絵を壁に掛け終えたので、今日はポスターや作品札の制作。今回の作品展は作品数が25点とそう多くないので、準備に時間がかからないかと思っていたのですが、様々な雑用が入って出遅れ、いつものように前日までバタバタとしています。
 黒がテーマなだけにギャラリーの中は、ちょっと大人っぽい雰囲気。それでも差し色に華やかな色を使っている作家さんが多いので、暗い感じではありません。モノトーンの雰囲気ともまたちょっと違っています。
 だいぶ秋らしくなってお散歩には最適な時期。お天気の良い日に是非遊びにいらして下さい。

(「漆黒」展  2025.10.8〜11.1 於:剪画アート&スペース)  

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October 06, 2025

梨紅茶と「漆黒」展と

梨紅茶と「漆黒」展と 鳥取から梨紅茶が届きました。いつも10月の作品展では、暑くない日は梨紅茶をお出ししているのです。梨紅茶はアップルティほどに香りや味に特徴はありませんが、ほんのりとした甘みが和紅茶のさっぱりとした風味とぴったり合って、なかなか人気があります。紅茶は日本では紅いお茶…と書きますが英語では Black Tea。何となくこの漆黒展とは合うのではないかと思っています。
 暑い夏の間はお休みを頂いていた剪画アート&スペースのギャラリーですが、10月8日から「漆黒」という黒をテーマにした作品展が始まります。少しずつ秋らしくなってきた今日この頃、是非水元までお散歩にお出かけください。

(「漆黒」展  2025.10.8〜11.1 於:剪画アート&スペース)  

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October 05, 2025

有機モロヘイヤ ライスパスタ

有機モロヘイヤ ライスパスタ なるべくグルテンを少なめに…と思い始めたところに、妹が有機モロヘイヤ ライスパスタを買ってきてくれました。玄米とモロヘイヤパウダーが使われています。早速トマトベースのソースで調理。野菜をたくさん入れます。カブ、ナス、エリンギ、マイタケ、タマネギ、オリーブ…。
 玄米の茶色と、モロヘイヤも少し茶色っぽくなるので、見た目はちょっと地味な感じになってしまいますが、麺はモチモチ、モロヘイヤの香りがアクセントになっていて美味でした。個人的には普通のパスタより好きかも知れません。ちょっとした癖はあるものの、いろいろなソースに合いそうです。
 今はいろいろなグルテンフリー麺が売っているので、色々試してみたいと思っています。  

Posted by sengaart at 19:45Comments(0)べジィな食卓 


October 03, 2025

秋の茄子パスタ

秋の茄子パスタ ランチにレストランナカムラさんへ.。今日は秋茄子をたっぷりと使用したパスタをいただきました。今が旬の茄子は、濃厚なトマトソースと相性ピッタリ。ここ1ヶ月の間展示されていた私と日野さんの「青の世界II」の作品を改めて眺めながら、秋らしい味覚を楽しみました。
 本来なら30日に搬出に伺う予定だったのですが、色々と予定が重なってしまい、今日になってしまいました。こちらでは5日に次の作品展が始まる予定なのです。ランチ後に作品を撤収し、今年もナカムラさんでの作品展を無事に終了させて頂いたのでした。